カテゴリ
全体 はじめての方へ お知らせ 辺野古(へのこ) 辺野古新基地建設問題 テント村 ゲート前座り込み 高江(たかえ) 高江ヘリパッド問題 高江座り込み 普天間問題 沖縄経済と基地 米軍基地/ 訓練 ウチナーとヤマト 戦争/ 軍隊/ 歴史 政治/ 行政 メディア/ マスコミ 核/ 原発 祝島 自然 雑感/ 空想 以前の記事
2012年 04月 2012年 03月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 リンク
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
昨日も朝7時前に家を出て高江に行ってきました。
途中コンビニで少し休憩をし、ふと横を見ると、どこかで見たことのある作業服の男性が2人。思わず何度見もしてしまいましたが、そう、彼らは沖縄防衛局の職員。後から続々と他の職員や作業員が来るのだろうかと思い、急いで高江に向かいました。 高江に到着し、N4ゲートで座り込んでいる人に聞いてみると、もう7時前に大勢の防衛局員たちがN1ゲートに押し寄せ、作業を少し進められてしまったとのこと。N1の方に行こうとしましたが、いた人達だけで何とか作業を中断させることができたとのことで、僕はN4ゲートで待機することにしました。 2ヵ所あるN4ゲートの内1ヵ所は一昨日の作業でほぼ完全にゲートができてしまっていましたが、もう1ヵ所は両脇を作られただけで、中央部分は阻止していました。 (ほぼ出来上がってしまったN4ゲートのフェンス) (座り込みテントのある方のゲートはまだ阻止しています) その後、防衛局職員らはN4とN1の間にある新川ダムの駐車場で作戦会議をし、一時N4地区に作業員が来てちょっとした片付け作業をしていきました。ずっと住民の抗議を浴びていた彼ら作業員は肩身狭そうに作業をしていました。きっと彼らもこんな仕事はしたくないはずなのに・・・ しばらくしてから、防衛局は資材を全て撤収することを決め、住民が見守る中で各ゲートに置かれていた資材をトラックに乗せていきました。 昼前には資材の撤収作業が終わり、最後は皆で防衛局員らの車を見送りました。 仮設フェンスの設置作業の工事期間は今週の日曜日までで、土日は作業しないと言ったそうなので、これでしばらくは作業には来ないだろうと思われますが、沖縄の人々はそのことを信用してはいません。これまで沖縄県内各地で行われてきた基地闘争の中で、防衛局(国)に何度騙されてきたことか。 3月から6月までは貴重種の鳥であるノグチゲラの繁殖期に当たるため、作業はしないことになっていますが、どうなるかはわかりません。仮設フェンスの設置は、住民の抵抗がなければ、1日もあれば終わってしまうような作業なので、何かしらの口実を作ってやってくる可能性もあります。 防衛局がいなくなった後、N1ゲートの方に行ってきましたが、フェンスの形は何とも歪なものになっていました。 これらの写真を見ただけではフェンスの全体像はわかりませんが、これを見たとき、果たしてこれをフェンスと呼んでいいものかどうかとても疑問に思いました。 これはフェンスと言うよりは、オブジェと言った方がしっくりくるような気がします。作品のタイトルは、『歪んだ国家権力と勇気ある住民(国民)の抵抗』 また、工事の途中で雨が降った時、住民達は雨宿りのためにブルーシートを取り付けましたが、その時に作業員がハンマーを貸してくれたそうです。一時は警官が止めに入らなければ怪我人が出そうな程の緊張した場面があったらしいですが、国と住民の間にはそうした対立の場面もあれば、人間らしい交流もあるのです。おかげでN1に新しいテントが出来上がりました。 このフェンスは7月のヘリパッド建設の本工事が始まる頃には撤去されると思われますので、ぜひぜひ高江に足を運んで見て行ってください。 N1ゲートに貼られたこれら2つの掲示板。ゲートに触ると危険と書いてあるけれど、この古びたトタンに電気でも流しているのだろうか。みんな触ってるけど・・・。 しかも、開閉式のゲートなるものはどこにもないですが・・・。みんなフェンスの間を自由に行き来してましたけど・・・。 この仮設フェンスの作業も事業仕分けに入れるべきだと思うんですが、いかがでしょうか? 今回の防衛局(国)との対峙でわかったこと。 国家権力の武器は、「正しくないことを『合法的』にできること」。 住民運動の弱点は、「正しいことが『違法』とされてしまうこと」。 では、「法」は一体何を守るのか? 国家権力の側についている人はきっとこう思っているはず。 「法」は「人」を守るのではなく、「国家と権力」を守るのだと。その「国家」を構成する「国民」とは、「国家権力」で利益を得ようとする人達のことだろう。 高江住民による「通行妨害」を問う本裁判は、3月19日に行われます。そして、防衛局は今年7月にヘリパッドの建設に取り掛かる予定でいます。 今や普天間基地の県内移設への反対ムードが沖縄県内で一気に高まる中、高江のことはほとんどスポットを当てられません。命を脅かす軍事基地の危険性は、辺野古でも高江でも同じです。 もっと多くの人に高江のことを知ってもらえるように、周りの人との日々の何気ない会話の中とかでさりげなくでも伝えてもらえるだけで、今後の状況は変わってくるはずです。どうぞよろしくお願いします。 高江の状況は、「やんばる東村 高江の現状」でチェックしてください。
by kohtaboy_gabihan
| 2010-02-27 12:56
| 高江(たかえ)
|
ファン申請 |
||