海と山を結blog☆


山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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原発と桜


今日は3日間楽しんだ祝島に別れを告げ、祝島の対岸に位置する、上関原発予定地の田の浦に行ってきました。

長島の四代(しだい)という集落から、とぼとぼ歩くこと約1時間。田の浦へと続く道では、中国電力に雇われている警備員達が監視しており、「ここから先は行けません。」と言われるのかと思いきや、「ここから先は道が狭くなってますので、車に気を付けて行って下さい」と言われ、ビックリ!警備員さん達もほとんど人も車も通らない所で、1日中監視をしているわけだから、人との交流に飢えているのかなと思い、こちらも「ありがとうございます」と答えました。そこには原発建設を巡る緊張感は全くありませんでした。

中国電力が掲げた、「田の浦海岸に立ち入った者は厳しく処罰します。」の看板をいくつも通りすぎながら進んでいき、やがて田の浦海岸に下りていく山道に入ると、突如としてフェンスが現れてきました。

まるで、どこかの南の島で見たのと全く同じ景色。(でも、有刺鉄線じゃないだけマシ!?逆にこっちは電気柵かも…)

そして、いよいよ海岸に下りると、そこには原発のために崩された土地がどーんと広がり、「やっぱりどこかの南の島と同じだー」と思いました。

まだ建築資材は何も置かれていませんでしたが、大きく崩された山のダメージは山だけでなく、海の生態系にも大ダメージを与え、もうこの山は決して元には戻らないことを思うと、ここまで工事が進められてしまったことをただ悔やむばかりです。

海辺で一休みしようと、海に近づいていくと直ちにスピーカーから、「海岸は中国電力の土地なので、立ち入ると処罰します」の機械的アナウンスが流れ、追い出されるように田の浦海岸を後にしました。

その帰り道、ふと脇を見ると、山桜がもうすぐ花を咲かさんとばかりに蕾を大きくしていました。その桜はフェンスの外側にあるので、もし原発ができたとしても、切られることはありません。

ふと想像してみました。原発の横に咲く桜を。果たしてそれをきれいと思えるだろうか…

その画を想像しただけで、ゾッとしました。

しかし、今の日本は少なからず放射能に汚染された桜を愛でる時代に突入してしまいました。今年もたくさんの人が花見をすることでしょう。

原発と桜。どう考えても調和しません。あまりに不自然な組み合わせです。でも、原発が必要という状況がこれからも続くなら、原発と桜の景色はいつしか「日本人の心の風景」と捉えられてしまうかもしれません。

人間の感性が腐ってしまわぬうちに、きれいなものがきれいなものと一緒に寄り添える世の中にしていかなきゃいけない!!、と感じた祝島2泊3日の旅でした。

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※他にも書きたいことやアップしたい写真があるのですが、携帯ではできないので、また地元に戻ってから、祝島旅行記を掲載しますので、お楽しみに♪
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by kohtaboy_gabihan | 2012-03-28 21:14 | 祝島
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