海と山を結blog☆


山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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憲法と安保
from 辺野古と高江に軍事基地は作ら..
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基地と経済 part 1

 沖縄は「癒しの島」とよく言われていますが、沖縄の人々の暮らしは決して良いとは言えません。

 失業率は6.6%(2009年8月時点)と全国平均より高く、最低賃金は627円と全国最低レベルです。さらに、男性の自殺率は全国でもトップレベルという状況です。

 こうした経済問題の原因は、やはり日本とアメリカにあります。日本の植民地支配により、悲惨な地上戦に巻き込まれ、沖縄は焼け野原と化してしまいました。日本の敗戦後は、アメリカ軍政下に置かれ、広大な米軍基地が次々と建てられてしまいました。そのために田畑がどんどん奪われ、また、アメリカの安価な製品が大量に輸入され、産業の発展を妨げられました。そして、日本への復帰後も、アメリカ軍はずっと居座っています。

 このように、沖縄は日本とアメリカにより、自立の道をずっと妨げられてきたのです。そうした歴史の中で、沖縄独自の産業が育たないのも無理はありません。

 沖縄は観光が重要な産業になっていますが、沖縄県外の資本が次々と進出してきたことにより、沖縄県にはあまりお金が落ちていないという状況です。県は「観光立県」を目指し、様々な政策を展開していますが、実現は簡単にはいかないように思います。

 また、2001年の同時多発テロの影響で、沖縄への観光客が激減してしまったように、基地の存在が沖縄の観光を不安定化させる要因にもなっています。

 つまり、沖縄の経済に大きな影響を与えているのが、「基地」なのです。

 1997年の名護市民投票において、名護市民は基地建設反対の意思を示したにもかかわらず、当時の比嘉名護市長はそれを無視して、基地建設を容認してしまいました。

 これを受けて、国は基地建設と引き換えに、「北部振興策」を策定し、名護市を含む北部12市町村に年間約100億円ものお金を支給することを決定したのです。1997年から現在に至るまで、10年以上にわたって支給され、総額は1000億円を超えます。

 さらに、2007年には、「米軍再編推進特別措置法」が制定されました。この法律は、米軍再編に関連する特定の防衛施設を指定し、当該市町村に「再編交付金」を支払うというものです。交付金は、受け入れ表明や環境影響評価(アセスメント)の実施、工事開始、基地運用開始による新たな負担発生などの各段階で、「出来高払い」方式で支給されます。

 これは、基地建設への協力の度合いに応じて、お金を出すというもので、「アメとムチ」によって基地を造らせるという、とても卑劣なやり方を日本の政府はとったのです。

 この法律により、財政事情が苦しい沖縄の市町村は、ますます基地建設に加担せざるを得ない状況に追い詰められていったのです。

 次回に続く・・・
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 名護市役所。名護市も基地依存財政からの脱却が求められています。
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 市役所の南側の壁には、様々な格好をしたシーサーが飾られています。
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 これらのシーサーが基地と戦争から沖縄を守ってくれるよう、願っています。
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by kohtaboy_gabihan | 2009-09-05 14:12 | 沖縄経済と基地
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