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海と山を結blog☆


山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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デモフライト part 2

 10日のデモフライトは、午前11時30分から午後1時30分まで、予定通り2時間飛行しました。当初の予定では、4機で飛ぶはずでしたが、実際には2機しか飛びませんでした。これも騒音削減のためなのか・・・。

 実際のデモフライトの様子を、デジカメで動画撮影したので、2つアップしておきます。ちょっと見づらいですが、ご容赦ください。

 1つ目の動画は、名護市辺野古の南にある宜野座村の松田区から辺野古に向かい、着陸態勢に入るために、辺野古漁港近くで高度を落とし、海面から10m程の所まで降下してから、再び上昇し、キャンプ・シュワブを通過して、大浦湾側へ抜けていくというものです。この飛行経路上にV字型滑走路の1つができるというわけです。辺野古漁港の先端で撮影したので、肉眼でもよく見えました。

 2つ目の動画は、建設予定の滑走路の一番端の部分で、ホバリング(空中停止)をするというものです。1機は旋回しながら、ホバリング態勢に入り、途中で現れるもう1機は、ずっとホバリングをしています。撮影後も、5分近く同じ場所でホバリングをしていました。その後も、何ヵ所かのポイントでホバリングを行い、普天間基地へと返っていきました。

 実際に間近で米軍ヘリのデモフライトを見て思ったことは、「思っていたほどうるさくなかった」ということでした。今回飛んだヘリは「CH53E」というヘリで、今沖縄に配備されているヘリの中では、一番騒音が大きい機種だそうです。しかし、ヘリが目の前で高度を下げている時でも、少し大きな声を出したら、隣で見ていた人と話ができました。

 普天間基地の騒音を体験している人たちは、今回のデモフライトを見て「騒音が全然小さい」と言っていました。ヘリに重いものを乗せれば、もっとすごい音になるそうです。「消音装置をつけてあるんじゃないか」という声も上がっていました。「前日のヘリの整備不良は、そのためだったのかも」と思ってしまいます。

 また、海は音を吸収してしまうので、陸とは響き方が全然違うようです。実際に基地ができたら、住宅地を飛ぶことになるのだから、騒音はもっとひどくなります。

 今回はできる限り騒音を抑えたデモフライトだったということが、実際の騒音被害に遭っている人達の指摘でよくわかりました。

 さらに、ヘリは昼夜かまわず、常に飛び続けます。普天間基地では夜の11時でも飛んでいるそうです。今回はみんなが活動している昼間の時間帯に行われましたが、夜に行われたら、騒音に対する印象はもっと変わっていると思います。寝ている時にヘリの爆音を聞かされたら、たまったものではありません。日常生活にも、精神状態にも影響が出てきます。

 今回のデモフライトでみんなが感じたこと。

 やっぱり辺野古に基地はいらない!!!
デモフライト part 2_a0131573_13283631.jpg

 普天間基地からデモフライトにやってきた米軍ヘリ2機
デモフライト part 2_a0131573_1333642.jpg

 ヘリが高度を下げた時、すさまじい水しぶきが起きた。これでは、ジュゴンが来るはずがないし、他の生き物にとっても迷惑だ!
デモフライト part 2_a0131573_1338305.jpg

 デモフライトに使われた「CH53E」
デモフライト part 2_a0131573_13412068.jpg

 同じ場所で5分近くにわたって、ホバリングをする米軍ヘリ

※デモフライトに関する記事をいくつか(記事名をクリックすれば読めます)
 沖縄タイムス
  「デモ飛行 80.6デシベル記録/シュワブ沖 県「知事意見に反映」」
  「騒音実態反映せず デモフライト
  「夜間・早朝の騒音倍増 嘉手納W値/08年度県調査 9地点で基準超え

 琉球新報
  「“デマ飛行”と住民 辺野古デモフライト
  「辺野古区内80.6デシベル 沖縄防衛局騒音調査
  「辺野古騒音調査 生活環境破壊は明確だ/結果をアセスに反映させよ

by kohtaboy_gabihan | 2009-09-12 14:07 | 米軍基地/ 訓練
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