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山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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from 辺野古と高江に軍事基地は作ら..
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カテゴリ:普天間問題( 27 )


トモダチ

 菅さん、オバマさん、

 あなたたちは本当に素晴らしい「トモダチ」なのですね。

 3月11日に大地震が起きた後、オバマさんはすぐに大勢の兵士を被災地に派遣してくださり、今も兵士さん達が支援活動を行ってくれています。あなたが名付けた、この「トモダチ作戦」に、僕も含め多くの日本人が感謝しています。

 ただ、ちょっと気になる点があります。

 一つは思いやり予算についてです。先月30日国会にて、思いやり予算の特別協定案が可決されました。その中身は、今後5年間にわたり毎年1881億円をアメリカに支払うというものです。僕はこのニュースを知った時、愕然としました。

 オバマさん、あなたが本当に僕達の「トモダチ」なら、日本がこんな非常事態の時に1881億円ものお金を受け取るというのは筋が通りません。「トモダチ」なら、「私達に払うのは後でいいですから、まず復興の方にお金を使ってください」と言うものではないかと思います。

 僕達が支払う毎年1881億円のお金は、基地労働者や日本にいる米兵さん達の光熱費に使われるようですが、これは本来アメリカ政府が支払うお金です。そうすると直接関係はないにしろ、今回の「トモダチ作戦」は有料だったんですね。他の国は無償で支援してくれているのに、残念でなりません。

 菅さん、あなたもオバマさんと強いパートナーシップを築くおつもりなら、オバマさんに思いやり予算の支払いを延ばしてもらうように頼むこともできたのではないですか?

 あなたは一国の長であり、国民の生命を守ることがあなたの最大の任務であるはずです。それなのに、あなたは被災した人達に資金援助する前に、アメリカが本来負うべき支払いを肩代わりすることを優先してしまいました。そのことに対し、僕は納得がいきません。

 あと、もう一つ気になることがあります。

 あなたたちは、普天間基地の辺野古移設に向けた日米安全保障協議委員会(2プラス2)を行うそうですね。震災の影響で今月の開催は延期されたようですが、開催することは確実なんですね。

 辺野古に新たな基地を造るために滑走路の形状など具体的なことを決めるそうですが、なぜこんな時期に僕達の税金を使って、1兆円規模の基地を造らなければいけないのですか?ただでさえ、被災地の復興予算を捻出するのに四苦八苦しているのに、どこから1兆円もの大金を出すのですか?そのことが不思議でなりません。

 これほどたくさんの放射性物質を抱える国に、どこの国が攻め込んでくるのでしょうか?僕には、今日本にある54基の原子力発電所が十分な抑止力を発揮しているように思えます。

 ところで、菅さんとオバマさんは、今辺野古の浜に巨大な壁を造っていますね。以前は鉄条網を張り巡らしてあっただけでしたが、民間人は誰もフェンスを乗り越えて基地の中に入りませんでした。

 なぜなら、フェンスの脇に監視カメラが設置されていましたし、たとえ基地の中に入ったとしても、MP(軍警察)に捕まって痛い目に合うだけだからです。

 それなのに、なぜあんなに大きなコンクリート壁を造るのですか?

 僕たちに基地の中を見られるのが嫌だったのですか?あの美しい海と浜で、兵士達に人殺しの訓練をさせていることに後ろめたさを感じているのではないですか?

 それとも、僕達に「何としてでも基地を造ってやるぞ!」ということを見せつけたいのですか?

 どちらにせよ、菅さんとオバマさんの仲はとても良いことはわかりましたが、僕達とあなた達の間には辺野古に造っている壁のように、冷たく大きい壁が立ちはだかっているように思えてなりません。


※辺野古に造っている壁の様子について知りたい方はこちらのサイトをどうぞ↓

 「追跡!在日米軍 辺野古のページ」
 URL : http://www.rimpeace.or.jp/jrp/okinawa/henokoindex.html


 辺野古浜通信
 URL : http://henoko.ti-da.net/
 

※話は変わりますが、田中優さんが原子力発電所の問題点と自然エネルギーの未来について語った講演会の動画もリンクさせておきますので、そちらもご覧ください。1時間ほどの動画ですが、とても興味深くて、わかりやすいです。

 田中優さん講演会 Ustream録画
 URL : http://www.ustream.tv/recorded/13373990


 田中優さんのブログ 「田中優の'持続する志'」
 URL :  http://tanakayu.blogspot.com/

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by kohtaboy_gabihan | 2011-04-15 00:16 | 普天間問題

どーなる!?名護市議選

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 名護市では、5日に市議選の告示が行われ、熱い選挙戦が繰り広げられています。朝から晩まで各候補者の街宣カーが名護中を走り回り、市内各地で街頭演説などが行われています。

 名護市長選に続き、今回の選挙も普天間基地移設問題が大きな争点とされ、全国的な注目を浴びています。

 「基地を海にも陸にも造らせない」とする稲嶺市長を支持する与党系候補者は18人に対し、野党系は17人、中立の立候補者は2人となっています。この市議選によって、どちらが過半数を獲得するかで、今後の稲嶺市政、名護の将来は大きく変わってきます。

 しかし、一般市民からすると、ポスターやビラを見ても、誰が与党系なのか野党系なのかいまいちわかりません(ポスターに書いてくれればいいのに!)。しかも、新聞社のアンケート調査では21人の候補者が辺野古への新基地建設に「反対」と回答しています。

 そもそも、市議会選挙で国策である新基地建設の是非を問うこと自体に無理があるように思います。地縁・血縁が鍵を握る市議選で、民意がちゃんと反映されるはずがないし、基地問題以外にも、雇用や福祉など生活に関わる様々な問題が議論されなければいけません。

 決して楽観視するわけではないですが、選挙結果を待つまでもなく、名護市民の民意ははっきりしています。

 1997年の名護市民投票において、「基地建設反対」の民意が明確に示されています。その民意を当時の比嘉市長が裏切り、それ以来基地容認派の市長が続き、議会も容認派が多数でしたが、13年もの間杭一本打つことすらできなかったのです。だから、どちらが過半数を獲っても、「基地建設反対」の民意は変わりません。

 市民投票に関わった元名護市議の宮城康博さんが著書『沖縄ラプソディー』の中で、「1997年の名護市民投票の民意を覆せるのは、新たな市民投票だけだ」と言っていますが、まさにその通りだと思います。国が名護市民にもう一度新基地建設の是非を問いたいなら、再度市民投票を実施すべきです。

 野党で過半数を獲得し、何としてでも基地建設を進めたい日米両政府と、基地で儲けようとする一部の推進派の人達の動きは、市議選で争うべき様々な問題を矮小化させ、民主主義の政治を堕落させることでしかありません。

 そろそろ彼らには、なんで13年もの間辺野古に基地を移設させることができなかったのか、過去の歴史を振り返って学び直してほしいと思うばかりです。勉強すれば、辺野古に新基地を造ることがいかに無理なことなのか、よくわかるはずです。

 ところで、今回の市議選には、議会でいつも寝ていた前副市長が立候補しています。そんなに市議会での寝心地が良かったのでしょうか?市民の税金を使って寝てばかりいる人に、自分達の生活を預けたくなんかない!!

 ※名護市議選に関する記事

 『「県内」反対 世論反映 名護市議選立候補者アンケート』(沖縄タイムス 9/6)

 『基地だけじゃない 名護市民 暮らしも重視』(沖縄タイムス 9/6)

 『[名護市議選社説]有権者に判断材料示せ』(沖縄タイムス社説 9/7)

 『名護市議選 パート2』(地元紙で識るオキナワ 9/7)

 『名護市議会選挙』(海鳴りの島から 9/6)

 元名護市議、宮城康博さんのブログ

 『なごなぐ雑記』 http://miyagi.no-blog.jp/nago/

 
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by kohtaboy_gabihan | 2010-09-09 20:49 | 普天間問題

白熱!?名護市議選

 今年の沖縄の夏は、皆さんご存知の通り興南高校の甲子園春夏連覇で大騒ぎでした。

試合が始まるとみんなテレビにかぶりつき、興南高校が勝ち上がるごとに沖縄県民の応援も熱くなり、優勝した日はまさに興南一色でした。県の代表校を県全体で応援し、歓喜するというのは、沖縄でしか見られない、本当に感動的な光景でした。

 ※興南高校優勝の翌日、地元新聞がどんなに盛り上がっていたかを見たい人はこちらをご覧あれ!

 『興南春夏連覇!(琉球新報版)』(地元紙で識るオキナワ 8/22)

 『興南 春夏連覇(沖縄タイムス版)』(地元紙で識るオキナワ 8/22)

 しかし、ここ名護市の熱い夏はまだ終わっていません。次なる熱戦は、来月12日に行われる名護市議会議員選挙です。

 内外が注目する争点は、やっぱり「辺野古移設問題」です。今年1月の名護市長選で名護市民の民意は示されたはずなのに、「民主」主義を裏切った「民主」党によって、またもや名護市民の民意が問われることになってしまいました。

 けれど、名護市議選は何も基地建設の賛否を決めるために行われるわけではなく、他の選挙と同じように、雇用や福祉など様々なことが争点になります。しかも、基地建設容認派の立候補者達は、基地建設に賛成であることを公言すれば票を得られないことは重々知っているので、基地問題に関してはほとんど触れないでしょう。

 さらに、今回は定数27に対し、37, 8名が立候補予定なので、その中で誰が基地建設に賛成か反対かを市民が見極めるのはかなり難しいです。辺野古に関わっている僕でもほとんどわかりません。

 加えて、市議会選挙は政策うんぬんというよりは、地縁・血縁関係が大きな影響を及ぼします。そうした選挙状況の中で、基地建設の賛否を問うのはあまりに選挙のあり方を矮小化していると思います。

 そうしてまでも基地建設への道筋を見出したい政府や、地元の一部の容認派の人達の動きはあまりにも見苦しく、民主主義を堕落させています。

 今回の立候補予定者の内、稲嶺市長を支持する人達は18, 9名だそうです。彼らが過半数を獲得できるかどうかで、今後の基地問題が大きく左右されます。

 それに対し、稲嶺市長を支持しない野党側は過半数を獲って、市長を身動きできないようにさせようと画策しています。あまり表だって動いている様子はなく、水面下での根回しに必死になっているのかもしれません。

 新聞などで知る限りでは、仲井真知事は野党候補者の応援に駆け付けたようですし、島袋前市長は前原大臣と密会しています。さらに、島袋前市長の事務所だったところは、最近「北部地域振興協議会」と名を変えました。前原大臣は、「基地と振興策はリンクさせない」としきりに言っていますが、実際に彼らが行っていることを観察していると、露骨に基地と振興策がリンクしています。

 政府や県知事が基地建設容認派の候補者を後押しする状況の中で、稲嶺市長を支える候補者がどれだけ名護市民の支持を得られるでしょうか?

 夏の高校野球では、沖縄県民が一丸となって興南高校を応援し、見事優勝を果たした彼らを県民皆が「沖縄の誇りだ」と讃えました。

 最後の最後まで全力プレーを貫いた彼らのまっすぐな目は、利権という「ホコリ」にまみれたこの基地問題をどのように見つめているでしょうか?

 沖縄の基地問題は、沖縄の「誇り」を懸けた闘いだと思います。興南高校の活躍を基地賛成・反対関係なく、みんなが応援し、喜んだように、県民が一丸となって「誇れる沖縄づくり」を目指していけたらいいのになぁ・・・と、感じる沖縄の夏です。

 ※辺野古移設の利害関係に関する特集記事を、沖縄タイムスのHPで見ることができます。特に、約9億円を使って造られた「辺野古交流プラザ」に関する記事は驚愕です。

 『続「アメとムチ」の構図・砂上の辺野古回帰』(沖縄タイムス)

 『国策の果実― 巨額の金 日常に浸透、かすむ自助の誇り』(沖縄タイムス 8/20)

 
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by kohtaboy_gabihan | 2010-08-26 21:54 | 普天間問題

基地問題は「戦争問題」

 最近の普天間問題の報道を見ていると、基地問題が「騒音問題」としてばかり語られているように感じます。騒音が日常生活に支障をきたさなければ、基地は受け入れられるのだ、と理解できてしまうような報道も目にすることがあります。

 確かに基地がもたらす騒音被害は非常に深刻な問題ですが、僕が思うに基地がもたらす一番の災厄は「戦争」です。基地がある限り戦争は地球上からなくならないし、基地を提供する、受け入れるということは、戦争に加担するということです。

 普天間移設問題の報道を見ていていつも疑問に思うのは、「基地問題」としてしか報道されず、「戦争問題」としては全く扱われないことです。基地がどこに移設されようとも、基地が存在する限り、どこかで戦争は起き、自分自身も含め世界中の人々の生命が危険にさらされ続けます。

 イギリスでは、すでにイラク戦争の検証作業が政治の場で行われている一方で、日本では最近になってようやく検証作業を求める動きが政治家の中からも出てきました。普天間基地からも米兵がイラクやアフガンへと飛び立ち、戦争に参加しているというのに、今回の普天間問題とイラク・アフガン戦争を結びつけた報道はほとんど皆無です。

 基地を米軍に提供し、間接的にでも戦争に加担している日本の「加害性」は問わなくてもよいのでしょうか?(イラク戦争への自衛隊派遣は「直接的な」加担でしたが) 

 しかし、その「加害性」を基地が集中する沖縄にばかり押し付けようとするのは言語道断です。基地を沖縄にばかり押し付け、それによって自らの「加害性」から逃れようとするならば、それはかなり達が悪いです。政権交代したけれど、未だに日本政府には、そんな考えがあるように思います。

 「普天間問題は『日本全体の問題』だ」と、このブログでもずっと言ってきましたが、「戦争」の次元で捉えたら、「世界全体の問題」です。この問題の結末が、世界中の人々の生命にも影響を及ぼすということを、もっと多くの人が意識しなければいけないはずです。

 「平和」を願うなら、ただ願うだけでは駄目です。この普天間問題をもっと広く「戦争問題」として考え、「平和」に近づいていくための行動を起こしていかなければ、願いは願いのままです。その意味では、普天間基地のヘリが飛んでくる高江のヘリパッド問題も「戦争問題」の一つですから、もっともっと多くの人が注目し、考えていかなければいけない問題なのです。

 辺野古も高江も、願いを実現させようと必死に闘っています。でも、まだまだ力が足りません。政府を揺るがす大きな力にするにはどうしたらいいのか、現場では模索が続いています。今年の夏休みは、辺野古や高江に行って現地の声を聞き、「平和」や「戦争」について考える機会にしてみてはいかがでしょうか?
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by kohtaboy_gabihan | 2010-07-24 00:00 | 普天間問題

抑止力は「ユクシ」力

 鳩山前首相が普天間基地の県内移設を正当化するために使った、「抑止力」という単語。それについて、この前テント村常連メンバーのおじさんが面白いことを言っていました。

 おじさん曰く、「『抑止力』とは『ユクシリョク』だ」。

 ウチナーグチ(沖縄の言葉)では、オ音はウ音、エ音はイ音で発音されます。例えば、「もち(餅)」はウチナーグチで「ムーチー」と言います。なので、「ヨクシ」は「ユクシ」と発音されます。

 そして、この「ユクシ」とはウチナーグチで「ウソ(嘘)」を意味します。つまり、「抑止力」とは「ウソ力」ということです。

 鳩山前首相は、「学べば学ぶほど米海兵隊の重要性がわかった」と発言しましたが、逆に沖縄の人々は「学べば学ぶほど海兵隊の存在意義がわからなくなりました」。

 普天間問題が日本全国で騒がれている間、沖縄でも盛んにシンポジウムなどが開催され、沖縄県民も米軍基地について改めて勉強しました。結果、それらを通してわかったことは、在沖海兵隊の本来の目的は、「戦地にいる米国人の救出」であり、「日本の安全保障」のためにいるわけではないということです。

 また、「米軍の存在が北朝鮮の脅威に対する抑止力になっている」と、本土の側は必死に力説していますが、北朝鮮がそれほど恐ろしいなら、米軍基地を本土に移した方が明らかに効果的です。

 在沖海兵隊の地上部隊は、長崎県佐世保の米海軍基地からやってくる揚陸艦に乗って、戦地へと向かいます。もし朝鮮半島が有事になった場合に、いちいち長崎から沖縄に行って、また戻ってくるなんてことをしていたら、とても有事に対応できません。それならば、移設候補地に挙がった、長崎にある陸自の大村基地などに移設した方が、抑止力の効果が高まることは明らかです。

 それに、日本海側にはたくさんの原発があります。もし北朝鮮のミサイルが原発に落ちたら、日本は壊滅的な被害を受けます。北朝鮮のミサイルが恐いなら、原発の近くに米軍基地を置いた方が、むしろ「日本の安全保障」になります。

 けれど、そもそも軍事費支出が世界6位の日本(2009年ストックホルム国際平和研究所調べ)が、世界15位以内にも入らない北朝鮮の軍事力にビクビクするのは摩訶不思議です。

 また、そのおじさんは、「米軍の本当の抑止力は、日本の政治家に対する抑止力だ」と言っていましたが、僕も全くその通りだと思いました。

 アメリカ政府からすれば、普天間基地の県外移設を唱えた鳩山首相の発言・行動は「暴走」と見えたはずであり、その「暴走」を米軍が見事に「抑止」したということになるでしょう。たしかに、鳩山政権下での普天間問題の迷走ぶりを振り返ると、米軍が中国や北朝鮮よりも、日本政治の反米的態度を牽制していることがよくわかります。そして、現在の菅政権は、米国に従うことを早々に決めてしまいました。

 しかしながら、もう沖縄の人々は「抑止力」が「ユクシ (ウソ)」であることを見抜いています。見抜いてしまった以上、そうやすやすとは騙されません。

 本土の側も、そろそろ「抑止力」が「ユクシ力」であることに気付かなければいけません。
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by kohtaboy_gabihan | 2010-06-19 01:03 | 普天間問題

鳩山首相再来沖

 みなさんテレビや新聞でご覧になったと思いますが、昨日鳩山首相が再び沖縄にやってきて、「辺野古移設」を明言しました。

 民意を完全に踏みにじったそんな鳩山首相に対し、県庁前広場と、北部市町村長との会談場所となった名護市のブセナリゾートホテル前で反対行動を行いました。僕は午前11時半からのブセナリゾートでの反対行動に行ってきました。

 ブセナリゾート前の交差点には、すでに多くの市民が集まっていて、それを取り囲むように警官がズラリと並んでいました。パトカーや護送車が何台も走っていました。
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(ブセナリゾート前の交差点)
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(北部市町村長との会談会場となったブセナリゾート)
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(ズラリと並ぶ警察官)
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(彼らはどんな思いで警備に当たっていたのだろう?)

 実はこのブセナリゾートにある万国津梁館は、2000年に行われた沖縄サミットの会場となった所で、そのサミットは基地受け入れの見返りとして開催されたのです。つまり、アメとムチです。このサミットをめぐって、名護の街は分断され、同じ街に住む者同士が対立することになったのです。

 反対行動に参加した人達は思い思いにプラカードを掲げ、「県内移設反対」の意志をアピールしていました。
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(テント村代表の安次富さんも怒りの演説)

 そして、市民の「帰れ!帰れ!」の怒声が浴びせられる中、12時過ぎにパトカーに守られて鳩山首相を乗せた車は逃げ込むようにしてブセナリゾートに消えていきました。まるで犯罪を犯して、すぐに基地内に逃げ込もうとする米兵のようでした。
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(おそらく後の車が鳩山首相の乗っていた車だと思います。あっという間に走り去っていきました)

 抗議する市民を抑え込もうと警官が沿道に並んでいましたが、それに負けじとできる限り前に出て抗議の声を上げました。米兵にはしなかったけど、今回初めて鳩山首相に向かって親指を下に向けました。
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(みんなで抗議!)

 警備に当たっていた警察官たちももちろんウチナーンチュ(沖縄人)ですから、やはり複雑な思いがあったのだと思います。僕がカメラを向けると、みんな顔を背けました。「国家に尽くす」というのは辛い仕事だと思います。「国民」に尽くしてくれたらいいのに・・・
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 鳩山首相が稲嶺市長をはじめとする北部市町村の首長達と話している間、ウチナーフォークシンガーのまよなかしんやさんの歌を聞きながら休憩しました。この日は日差しが強かったせいで、汗が止まらず、水分補給が欠かせない一日でした。大声を出したせいで、のどもカラカラでした。
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(孤高のウチナー(沖縄)フォークシンガー、まよなかしんやさん)

 会談が終わって、首相がブセナリゾートから出てくる時もみんなで沿道に並んで、抗議の声を張り上げました。やはり、来た時と同様かなりのスピードで走り去っていきました。
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(鳩山首相を乗せた車)

 ようやく終わった、やれやれ・・・と思っていたら、なんと会談を終えたばかりの稲嶺市長がやってきて、最後に市民の前で会談の報告をしてくれました。

 稲嶺市長は、前半のマスコミ公開の会談では持ち時間たったの1分(!?)だったそうですが、後半の非公開の部分に割り当てられた時間も使って、マスコミの人達がいる前できちんと「辺野古移設反対」の意を言ったそうです。
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 さすが、ススム市長!!今や多くの人が、ススム市長の下で新しい名護市が進んでいっている実感を抱いています!鳩山首相は、稲嶺市長に「民意の読み方」を教えてもらった方がいいように思うのは、僕だけでしょうか?

 日米両政府はそろそろ知るべきです。「日米関係の強化」と必死に言っていても、民意を無視し続ける限り、実際は「弱体化」し、「危機」にあることを・・・

※鳩山首相再来沖に関する県内のニュース

 『辺野古回帰 なぜ 抗議の声 首相に届かず』(沖縄タイムス 5/24)

 『「裏切り許さぬ」 県庁周辺「怒」の波』(沖縄タイムス 5/24)

 『名護市長も反対 緊急市民大会開催へ』(沖縄タイムス 5/24)

 『[辺野古回帰]怒 怒 怒 怒 怒・・・』(沖縄タイムス社説 5/24)

 『[鳩山首相再来県]シマがまた分断される』(沖縄タイムス社説 5/23)

 『「県外」への努力要求 北部12市町村長、全員が実現困難視』(琉球新報 5/24)

 『名護市長、再び拒否表明 歩み寄り「ない」』(琉球新報 5/24)

 『辺野古移設表明/実現性ゼロの愚策撤回を 撤去で対米交渉やり直せ』(琉球新報社説 5/24)

 『名護市長「ようこそとは言えない」 総理 北部市町村長と懇談』(琉球朝日放送 動画 5/23)

 『県庁前では抗議行動 県議団も座り込み』(琉球朝日放送 動画 5/23)
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by kohtaboy_gabihan | 2010-05-24 11:22 | 普天間問題

普天間包囲!!!

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 すでに全国ニュースでも報道されましたが、一昨日の日曜日やりました!普天間包囲!!しかも、大雨の中で!!!

 僕もこの日はバイトの休みをもらい、辺野古のおじい、おばあ、そして二見以北、東村高江の人達と一緒に参加しました。

 週間天気予報で日曜日が雨になることはわかっていましたが、まさか普天間基地のある本島中部に大雨・洪水警報まで発令されるとは誰も予想していなくて、「本当にできるんだろうか・・・」とみんな心配しながら、バスに乗り込みました。

 しかし、そんな心配をよそに、辺野古のおじい、おばあたちはなぜか明るい笑顔。大雨なのになんでうれしそうなんだろうと思っていたら、実はこの日は辺野古区の区民運動会が予定されていたそうで、もし晴れだったら、おじい、おばあ達はそっちの方に参加しなければならず、普天間包囲には行けなかったのだそうです。そんなおじい、おばあ達の笑顔に励まされながら、雨が降りしきる中普天間基地に向かいました。

 包囲行動は2時からの開始で約40分前に現地に到着しましたが、通りには続々と人が集まり、幟が掲げられ、徐々に熱気を帯びつつありました。辺野古の人達が立つ位置は普天間基地東側の佐喜眞美術館の近くに割り当てられ、開始を待つまでの間銀行の軒先で雨宿りしました。
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(開始を待つ辺野古のおじい、おばあ達)
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(みんな銀行の軒先で雨宿り)
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(大雨の中続々と人が集まりました)
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(沿道に掲げられた幟)

 開始5分前には沿道に出て、隣にいる人達と手を繋ぎながら開始の合図を待ちました。そして、「ピー」とホイッスルの音で一斉に普天間基地に向かって手を上げ、豪雨の中3分間その状態を維持しました。3分間手を上げ続けるのはなかなか疲れますが、みんなで思いを一つにして手を上げていると、そんな疲れも忘れ、自分や周りの人達の熱気がだんだんと高まっていくのが感じられました。

 1回目は残念ながら人の配置がうまくいかず、数か所で途切れてしまいましたが、2回目と3回目に向けて宜野湾市の職員や関係者の人達が大声を出しながら、参加者を誘導していました。

 僕達は2回目の包囲を待つ間、再び銀行の軒先に逃げ込み休憩しました。しかしながら、誰にも疲れの色はなく、むしろ「2回目に向けてがんばるぞ!」という熱気に満たされていました。そんな熱気に押されてか、2回目は少し雨がやんでくれました。
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(沿道に並び合図を待つ)

 2回目は外側に向けて手を掲げました。過去の普天間包囲は基地のフェンスに密着しておこなわれたようですが、そうすると人目につかない場所が多いということで、今回の包囲は国道や県道に出て基地の外側の人にもアピールしました。

 僕は手を上げながら目の前を通っていく車の中を見ていましたが、車の中から「普天間基地はいらない!沖縄に基地はいらない!」と一緒にシュプレヒコールをしてくれたり、先月の県民大会のシンボルカラーだった黄色の布や風船を掲げて応援してくれる人達が大勢いてとてもうれしかったです。しかも、若い人達が多かったのが、さらに心強かったです。

 2回目は完全に繋がったという知らせが入り、みんな喜んでいました。そして最後の3回目に向けて、さらに思いを強くしながらしばらく休憩しました。

 3回目まで雨がやんでいてくれるかと思っていたら、そうはいかず、ラストも大雨の中で手を上げ、「辺野古に基地はいらない!徳之島にも基地はいらない!」と普天間基地に向かってシュプレヒコールを上げながら、3分間の普天間包囲を終えました。時折、県内唯一の県内移設支持政党となった幸福実現党や右翼の人達が街宣車で茶化しにきてましたが、人間の鎖の迫力に圧倒され、とても肩身が狭そうでした(笑)

 普天間包囲を終えた後は、みんなびっしょりになったままバスに乗り込み、辺野古に帰りました。さすがに1時間も大雨の中に身を晒していたので疲れはしましたが、それ以上に高まった熱気とやり遂げた満足感に満たされ、行く時に抱いていた不安や心配はもうすっかり吹き飛んでいました。

 今回で5回目だった普天間包囲に初めて参加しましたが、先月の県民大会の盛り上がりをそのまま持ってきたような感じでした。今回は大雨・洪水警報が発令され、これ以上ない悪条件(もっと悪い天候は台風ぐらい)にもかかわらず、1万7千人もの人々が集まって普天間基地を完全に包囲したインパクトは、政府が感じている以上に大きなものだったと思います。

 「たとえ、雨が降ろうと、台風が来ようと、沖縄に新基地は絶対造らせない!!」という沖縄の強い決意が普天間基地を覆ったはずです。その決意が揺るがないからこそ、14年もの間辺野古に杭1本すら打たせていないのです。

 これは僕自身の勝手な思いですが、普天間基地に向かって手を掲げながら、「今俺達が政治を動かしている。時代を動かしているんだ」、そんなことを感じていました。一人一人の力は微弱でも、それが集まれば巨大なものを動かす大きな力になることを肌で実感しました。

 そんな思いをもっと多くの人と分かち合うことができれば、県内移設に執着する日米両政府の首根っこを捕まえれるはず。そう思い、「辺野古と高江に軍事基地は造らせない!!!」と、1年前の自分が抱いた意志を思い出し、沖縄の人々と共に我慢強くがんばっていこうと思いました。

※辺野古浜通信で、普天間包囲や米軍が新たに配備しようとしているオスプレイのニュースを見ることができます。ぜひ見てください。

 『普天間包囲の写真 手を取り合った1万7千人の人間』(辺野古浜通信 5/18)

 『人間の鎖に銃を向けた米兵 ニュース映像』(辺野古浜通信 5/18)

 『最近のニュース番組でのオスプレイ映像』(辺野古浜通信 5/18)

 『きっこのブログ『沖縄のつぶやき』をご覧下さい。』(辺野古浜通信 5/18)

※また、『追跡!在日米軍 リムピース』のホームページでは、テント村常連メンバーが撮ってくれた普天間包囲の写真が掲載されています。そちらもどうぞ。

 『普天間基地の包囲行動』(リムピース 5/18)
 
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by kohtaboy_gabihan | 2010-05-18 17:39 | 普天間問題

もっと、もっと議論を!!

 いよいよ政府は地元の合意も得られぬままに、辺野古移設案を軸に政府原案をまとめ、アメリカ政府との交渉を始めました。

 しかし、政府も沖縄や徳之島のほとんどの人が反対している中で基地建設はできないことは重々承知しているので、裏の交渉に取り掛かっているようです。つまり、今まで自民党政権と組んで基地建設を推進してきた一部の人との交渉です。

 目取真俊さんのブログ『海鳴りの島から』に、そのことについて詳しく書かれているので読んでみてください。

 ※『埋め立てとくい打ち』(海鳴りの島から)

 民主党は、自民党が13年を費やし失敗したことを再び行うようです。一体過去の政治から何を学んだんでしょうか?

 そんな状況ではありますが、希望はまだあります。5月末決着を急いだ鳩山さんが在日米軍を正当化するために使った「抑止力」という言葉が波紋を呼び、本土のメディアでも「抑止力って何?それって必要なの?」という議論がされるようになってきました。これはいい傾向だと思います。

 今まで本土のメディアが行ってきた普天間問題の議論は「移設先探し」に終始し、それ以外のことにはほとんど目を向けていませんでした。しかし、民主党政府の大迷走が続き、沖縄の基地反対の民意が強まる中で、本土の人達も普天間問題を取り囲む、在日米軍・日米安保・抑止力といった問題にも目を向けるようになってきました。

 むしろ、普天間問題はそういった議論なしには解決されません。だから、抑止力だけでなく、在日米軍や日米安保などの本質的な問題が徹底的に議論されるまで、まだ混乱を引き延ばすのがいいんじゃないか?と、最近そんなことを考えています。

 沖縄の人々は5月末までに結論を出せとは言っていません。普天間問題に絡む様々な問題について政府がとことん検証や議論を行って、沖縄県民と約束した公約を実現することを望んでいます。

 普天間問題は徐々に問題の核に迫っています。普天間問題が日米安保改定50年の節目にこれだけ熱くなるのは、単なる偶然のようには思えません。このチャンスを生かさない手はないし、生かさなければ、今後ずっと禍根が残ることになります。

 日本でもっと議論が熱くなれば、対岸の火事と思ってあぐらをかいているアメリカも、自分のお尻に火が付いていることに気づくでしょう。

※昨日、シュワブの北にある嘉陽の海にジュゴンが現れたそうです。暗い気持ちになっている沖縄の人々を励ますためにやってきたのでしょう。ジュゴンも基地反対です!!

 『QABカメラ ジュゴンを撮影!名護東海岸ではけさも・・・』(琉球朝日放送 動画)
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(普天間移設を前提にしたシュワブ内の工事。海側に建てられた兵舎はほとんど完成しているようです)
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(波の曲線がきれいに残る辺野古の浜)
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by kohtaboy_gabihan | 2010-05-13 22:09 | 普天間問題

鳩山首相来沖

 一昨日の鳩山首相の沖縄訪問は沖縄だけでなく、日本全国に波紋を呼びました。結果的に、沖縄の人々の怒りの炎に油を注ぐこととなりました。

 鳩山首相はどんな顔して名護市に来るんだろうかと思い、バイトの出勤前に鳩山首相と稲嶺市長が会談した市民会館に行ってみました。

 市民会館に向けて国道を走っていると、あちこちに警察官が立っていて緊迫した雰囲気が漂っていました。

 そして、市民会館に着くとたくさんのSPや警官が周りを険しい表情で監視していて、その中で市民が抗議のプラカードを掲げ、その様子をメディアが取材していました。しかし、着いてまず目に入ったものが、「今は必要です。日米同盟」の幸福実現党ののぼり旗だったので、「なんでこの人達まで!?」とちょっとびっくりしました。
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(鳩山首相と稲嶺市長が会談したホール。ガラス張りで中が見えるようになっていました。さすが稲嶺さん!これぞ透明性のある市政だと思います)

 首相との会談前に稲嶺市長が市民の前にやってきて、「辺野古には基地を造らせない」という決意を改めて述べ、市民は市長の言葉を真剣なまなざしで聞いていました。
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 いよいよ鳩山首相が到着する時間になったので、僕は市民会館の入り口に回ってどんな風にやってくるのか見ることにしました。僕が立っていると、がたいの大きいSPが近づいてきてマンツーマンでマークされました。それほど警備をしている人達には、首相に対して何されるかわからないといった緊張感があったのでしょう。ゴールデンウィークで世間は休日を楽しんでいるのに、首相の来県のために動員された800人の警察官も大変だなと思いました。

 市民会館の前を通る国道58号線はゴールデンウィークで混雑していたのに、首相の車が通るために片側二車線が全面通行止めにされ、それまでの喧騒は消え、異様な静寂に包まれていました。

 すると、白バイやパトカーが何台も市民会館に入ってきて、その後ろから首相の乗った車がやってきました。
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(鳩山首相の乗った車)

 カーテンの隙間からちらっと首相の横顔が見えただけで、どんな顔をしていたのかよくわかりませんでした。そして、車は厳重な警備の中市民会館の入口へと行きました。
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(何人ものSPに囲まれた鳩山首相の後ろ姿)

 黒い車や黒い背広を着ていた人達を見ていると、なんだか暴力団のように見えてきます。沖縄の人々の民意を無視して、県内移設の強行という「暴力」を一方的に通達しに来た意味では、大差ないかもしれません。

 鳩山首相の到着を見届けてから先ほどの場所に戻ると、シュプレヒコールが行われ、会場は騒然としていました。「県外移設」の期待を裏切られた沖縄の人々がどれだけ怒っているのか肌で感じ、その怒りの大きさに圧倒されました。鳩山首相はどれだけ感じたのでしょうか?
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 今回の鳩山首相の沖縄訪問で一番疑問に思うことは、「なんでわざわざこの時期に?」ということです。

 9万人以上の人が集まって「県内移設断固反対!」を訴えた大規模な県民大会からまだ10日間程しか経っていないのに、その民意を無視して、「県内移設しかありません。ごめんなさい。」を言いに来るなんて、あまりにもKYです。政治家として、人々の民意を読み取ることができないなんてあまりにも致命的だし、そんな人が一国の長として君臨しているなんてあまりにもふざけています。

 けれど、いくら空気を読めないと言っても、今の沖縄に「県内移設」をお願いして、「はい。わかりました。」なんていう返事が返ってこないことはわかるだろうし、首相の周りにいる誰か一人くらいは「やめておいた方がいいんじゃない?」というはずです。

 でも、それを押し切って沖縄にやってきて、火に油を注ぐようなことをやってことには何か意図があるのかもしれません。僕が考えるには、「総理の私が直々に沖縄に行って、地元の方々に県内移設のお願いに行きましたが、沖縄の人々の怒りは想像していたよりも大きいものでした。こんな状況では沖縄に新たな基地を造ることはできません。だから、沖縄県外でもう一度検討しませんか?」と、アメリカに交渉するために来たんじゃないかなぁ~・・・と思うんですが、期待しすぎでしょうか?

 もしそうではなかったとしても、今の状況では(そしてこれからも)、県内移設はまず不可能です。そのことを鳩山さんも少しは分かったはずです。アメリカ政府もわかってくれたかなぁ??

 鳩山さんは交渉する相手を完全に間違えています。政府が交渉すべき相手は、沖縄や徳之島ではありません。まず最初に交渉すべき相手は、基地を使っている米軍であり、アメリカ政府です。基地を必要としているのは、沖縄や徳之島ではなく、アメリカです。アメリカ政府ともっと「抑止力」「日米安保」について議論を深めてから、なぜ米軍が沖縄、そして日本に必要なのかを国民にしっかりと説明すべきです。でなければ、いつまで経っても混乱が続きます。

 この普天間問題は、基地だけが問題にされているのではなく、僕達の住む国のあり方が問われています。鳩山首相は、「最低でも県外」は民主党の公約ではなく、個人的な意見だとあっさりと言ってのけました。こんな無責任な言葉が、国民の生命を預かっている総理から飛び出してしまうこと自体、かなり民主主義をなめています。「民衆を騙して、選挙で勝てば、後はこっちのものだ」と言っているように聞こえます。

 1995年に3人の米兵が少女を暴行した一つの事件が、15年を経て国家を、世界を揺り動かす問題にまで大きくなりました。一体どんな結末を迎えるのか?混乱はまだ続きそうです。

※怒りに燃える沖縄のニュース

 『「二重基準」構図再び 現実味増す「沖縄差別」』(琉球新報 5/5) 

 『首相来県 民意傾聴し「県内」断念を 新基地建設しては禍根残す』(琉球新報社説 5/5)

 『[鳩山首相来県]県内移設は無理だ』(沖縄タイムス社説 5/4)

 『[首相「県内」容認]何を信じろというのか』(沖縄タイムス社説 5/5)


 『切れた期待の糸 名護市民、失望深く 首相「県内」表明』(沖縄タイムス 5/5)

 『謝罪行脚に怒号 宜野湾の叫び悲痛』(沖縄タイムス 5/5)

 『鳩山総理 全てを県外は現実的に難しい』(琉球朝日放送 動画 5/4)
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by kohtaboy_gabihan | 2010-05-06 16:04 | 普天間問題

やったぜ!!県民大会!!!

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 もう皆さんご存知だと思いますが、昨日は沖縄県読谷村で「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会」が開催され、約9万人が結集しました。そして、今朝の県内新聞は沖縄タイムス、琉球新報とも、両面見開きでどーん!!と県民大会の写真を載せていました。
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 僕も昨日はバイトを休んで、辺野古のおじい、おばあ達と一緒に県民大会に参加しました。大会1時間前には読谷村に着きましたが、会場周辺はものすごい混雑していて、駐車するのにかなり時間がかかりました。
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 上の写真を見てもわかるように、会場周辺は車、車、車、バス、バス、バス、人、ヒト、ひとで溢れかえっていました。大会開始前から、昨年11月の県民大会とは比にならないほどの熱気に包まれていました。
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(歌を歌って、「基地反対」をアピール)
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(会場に向かう人々)

大会は午後3時からの開催でしたが、午後1時からは県内のアーティスト達が歌ったり、パフォーマンスをして、会場を盛り上げていました。
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(うるま市の中高生による現代版組踊「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」)

 パフォーマンスの後、翁長雄志那覇市長によるあいさつで大会が始まり、辺野古のおじい、おばあ達はステージの前に座って、スピーチを聞いていました。
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 僕もおじい、おばあ達の横でスピーチを聞いていましたが、ステージ前にはすごい数のマスコミ関係者が来ていて、スピーチしている人をなかなか見ることができませんでした。そして、僕の後ろにはものすごい数の人達が座っていて、みんな各代表者のスピーチに耳を傾けていました。
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 仲井真知事、伊波宜野湾市長をはじめ沖縄県を代表する方々がスピーチしましたが、その中で一番心を打ったのは、やはり我らが名護市長、稲嶺進さんでした。ススムさんが壇上に立つと、辺野古のおじい、おばあも歓声をあげ、参加者の拍手もこの時が一番大きかったように思います。

 「政府は公約を守れ」と他力本願ばかりを訴えた仲井真知事とは打って変わり、ススム市長は「沖縄に基地は造らせない!心を一つにして闘おう!」と主張し、「1月の市長選で勇気ある決断をした名護市民を誇りに思います」と言った時には、会場中が沸き、僕も涙が出そうな程うれしかったです。

 1月の名護市長選には僕もススムさんの応援に関わり、接戦を勝っただけに、稲嶺市長が県民大会のステージに立ち、自らの言葉で「基地反対」を訴えた瞬間に立ち会えただけで、本当に胸が熱くなりました。辺野古のおじい、おばあをはじめ、多くの参加者がそうだったはずです。

 過去13年間にわたり、基地賛成派の市長が名護市を牛耳ってきただけに、この県民大会に名護市長が参加したということは、沖縄の反基地運動の歴史においてものすごい出来事なのです。まさに歴史は大きく動いています!
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(歴史を変えたススム市長!!)
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(代表者のスピーチに耳を傾ける参加者)

 大会途中、会場周辺はどうなっているのか思い、見に行ってみましたが、あと30分ほどで終わるというのに、まだまだ続々と会場に入っていく人達がいて、会場の外も人で溢れていました。
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(会場外も人でいっぱい!)
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(9万人が集まった県民大会)

 そして、最後はガンバロー三唱で、みんなが拳を天に突き上げ、沖縄の怒りを日米両政府に訴えました。
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 これで県民大会も無事成功に終わったと皆で喜んでいたら、そこになんとススム市長が駆けつけれくれ、みんな大喜び!辺野古のおじい、おばあに声をかけるススム市長は、やはり「市民目線」の市長です!「この人を選んで本当に良かった」と思いました。
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(辺野古のおじいの手をとり記念撮影)

 そんなこんなで大成功に終わった県民大会ですが、予定していた10万人には惜しくも届きませんでした。しかし、会場の熱気を肌で感じれば、9万も10万も大した問題ではありません。大会が始まってからも多くの人が駆けつけていたし、会場に行けなかった人も黄色い物を身にまといながら、「基地反対」を訴えていました。つまり、昨日は沖縄中が県民大会だったのです!

 また、沖縄県外の場所でも沖縄に連帯する集会が開かれ、アメリカでも開催されました。さらに、県民大会には海外メディアも多く取材に来ていました。

 この普天間基地問題を含む米軍基地問題は、「日本」だけの問題ではなく、「世界」の問題なのです。普天間問題の結末は、日本とアメリカだけでなく、世界に影響を及ぼすことになります。

 今日の国内ニュースは、県民大会のことで持ち切りですが、本土メディアの論調にはどうしても疑念を抱いてしまいます。本土メディアの多くは、この普天間問題を「鳩山下ろし」の材料に使っているように思えてなりません。

 基地を提供しているのは日本であるにしても、「抑止力」の名の下で基地を思うがままに使って、世界各地に侵攻を続けるアメリカに、批判の矛先を向けようとしません。普天間問題の全ての責任を鳩山政権に押し付けようとする国内メディアは、明らかにジャーナリズムとしての機能を果たしていないし、むしろメディアも政府と同じようにアメリカを恐れているように思えてなりません。

 そんな政府とメディアを正す動きをもっと日本全体で盛り上げていかなければならないように思います。

 前回の11月の県民大会でも思ったことですが、為政者の声に耳を傾け、賛同の声を上げたり、時には野次を飛ばしたりする沖縄県民の政治姿勢には、本土の人々のそれとは違った印象を持ちます。特に沖縄の集会には警察はあまり手を出しませんが、本土の集会では警察とぶつかる光景をよく見ます。僕は本土ではそう言った集会に出たことがないのでわからないですが、何かが違うのでしょう。

 「非暴力」によって警察を黙らせ、政府を動かす。そんな沖縄の政治姿勢を本土の側も見習う必要があるように思います。
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-26 14:00 | 普天間問題