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山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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憲法と安保
from 辺野古と高江に軍事基地は作ら..
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憲法のない辺野古・沖縄

 23日のシュワブゲート前座り込みを終え、辺野古のテント村に戻ってくると、辺野古の海に巨大な揚陸艦が姿を現していました。
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 この揚陸艦トートュガは佐世保に配備されている船で、トートュガの周りには大型揚陸艇LCUが2隻いました。

 揚陸艦を生で見たのはこの時が初めてだったので、「なんて大きいんだ!」と驚いていると、いつもテント村に来ている人が「いつも来る揚陸艦より小さい」と言い、それにまたビックリ!いつも来る揚陸艦は一体どんな大きさなんだろう??

 揚陸艦は数カ月に1回辺野古の海にやってきて、揚陸艦が来る時は必ず水陸両用戦車の訓練が行われます。

 しばらく待っていると、シュワブの中からゴーッ!っというすごい音が聞こえ、水陸両用戦車が次々と浜に姿を現しました。いつもは戦車がズラリとシュワブの浜に並び、それから海に入っていくのですが、この時は並ぶこともなく、そのまま海に突入していきました。

 初めてみる水陸両用戦車の大きさとその音に、とてもビックリしました。
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 動画も撮ってみたので、是非見てください。


 デジカメで撮影したので、戦車の音をちゃんと拾うことができませんでしたが、とにかく轟音でした。あの重たい戦車を海で走らせるにはやはり相当大きなモーターを積んでいるらしく、そのモーターによって海底の砂が巻き上げられ、戦車が走った後には、茶色のラインがくっきりと残っていました。さらに、戦車から出る黒煙も漂っていました。

 この訓練により、ジュゴンが餌とする海草は痛めつけられ、珊瑚も破壊されます。第一、戦車がやってくる海にジュゴンが姿を現すはずがありません。

 この訓練を一緒に見ていた人に「訓練見れてよかったね」と言われましたが、これを見て僕は何とも複雑な心境でした。

 確かに自分の目で水陸両用戦車の訓練を見てみたいという気持ちはありましたが、自然を壊し、そして人を殺してしまう戦車の訓練を見てしまうと、何とも言えない気持ちになります。たとえ辺野古に新基地が造られないにしても、今のキャンプ・シュワブは残り続けるので、この訓練はこれからもずっと行われ続けます。

 今のメディアの普天間問題の報道のされ方を見ていると、この問題が終われば、沖縄の基地問題は終わってしまうというような含みがあります。しかし、普天間問題は沖縄の基地問題の一部であって、全てではありません。普天間基地が県外に移設されても、なお在日米軍専用施設の70%は沖縄に残り続けるのです。

 普天間基地の移設先ばかりを議論するのはやめて、在日米軍、日米安保のことについてもっと深い議論をしていかなければいけないはずです。それが政府やメディアが力を入れて行っていかなければいけないことだと思います。

※今日の沖縄のニュース

 『「公約違反」怒り発火 辺野古くい打ち案 政府手法を市民批判』(沖縄タイムス 4/29)

 『深夜早朝 最多4992回 嘉手納騒音』(沖縄タイムス 4/29)

 『深夜もエンジン調整 嘉手納騒音「家が揺れるほど」 住民悲鳴』(沖縄タイムス 4/29)

 また、水陸両用戦車の訓練が行われている間、海兵隊員がシュワブの浜でゴミ拾いをしていました。
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(壊れたフェンスも持って行きました。でも、最終的に処分するのは米軍ではなく、沖縄!?)

 聞いた話によると、「アース・デー(Earth Day)だから」浜の一斉掃除をしていたそうです。本当にEarth(地球)のことを思っているなら、米軍基地を閉鎖・撤去した方がよっぽど地球のためになるんじゃないの?、と思ってしまうのは自分だけでしょうか??
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-29 14:42 | 米軍基地/ 訓練

シュワブゲート前座り込み 4/23

 県民大会の2日前の金曜日、久しぶりにキャンプ・シュワブ第1ゲート前の座り込みに参加しました。前に参加した時よりも横断幕の数がさらに増え、フェンスに取り付けるのに一苦労でした。

 でも、その横断幕の分だけ日本全国から届く「基地反対」の声があることを思うと、現地で行動してる人達にとってはとても励みになるし、心強く思います。
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 フェンスにはズラリと横断幕が飾られ、その長さは100mを軽く超えていました。それぞれの横断幕が個性的でカラフルなので、毎週金曜のシュワブのフェンスは展覧会状態です。

 それらの前を通り過ぎる車から手を振ってくれる人がいたり、クラクションを鳴らしてくれる人もいて、こちらの方も手を振って「ありがとう!」と返します。

 そんな座り込みで今回ビックリしたのは、シュワブの中にも横断幕があったこと。「もしや海兵隊の兵士達も基地反対を訴え出したのか!?」と思い、横断幕に書かれた文字を見に行ってみました。

 しかし、そこに書かれていたのは「WELCOME HOME(おかえり)」の文字ばかり。座り込みに参加していた人の話によると、イラクやアフガンから帰還してきた兵士を迎えるための横断幕だとのこと。キャンプ・シュワブだけでなく、キャンプ・ハンセンにもたくさん飾ってあるそうです。
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 でも、これらの横断幕、「明らかにウチらの真似してるでしょ!?」としか思えません。こちらの座り込みが終わったら、基地内の横断幕も取り外されてたし・・・

 基地の外では「基地反対!戦争反対!」と叫んでいるから、基地の中では戦地から戻ってきた兵士を「温かく」迎えようとする米軍の意識。なんか寂しく感じます。

 キャンプ・シュワブでは(おそらく他の基地でも)、毎朝8時にアメリカ国歌と日本国歌が流れ、その間兵士達は敬礼をします。そして、シュワブのゲートにいるウチナーンチュ(沖縄人)のガードマンも米兵の横で敬礼をしています。その姿が僕には何とも痛々しかったです。あのガードマンは一体どんな気持ちで毎朝国歌をきいているのだろう?
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 そして、座り込みの間キャンプ・シュワブには軍車両が次々と出入りしていました。
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(兵士を運ぶ大型車両)
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(沖縄の道でよく見かける米軍車両「ハンビー」。先月辺野古でひき逃げ事件を起こした米兵が運転していたのもこれと同じ型の車両)

 ゲート前座り込みをしていていつも歯がゆく思うのは、普天間基地の移設先が見直されているにも関わらず、旧自公政権下で決められた、普天間基地の辺野古への移設を前提にした基地内工事がずっと行われていること。
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(ゲート脇に建設されている新たな米軍施設)
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(ここにも新たな建物が造られるのでしょう)

 鳩山首相以外の閣僚が「県内移設」にこだわる理由もこれを見るとよくわかります。「辺野古」という選択肢は全く手放していません。隙あらば辺野古に移設しようと、彼らは画策しているに違いありません。

 来月4日に鳩山首相が沖縄に来るそうです。沖縄の人々に一体どんなプレゼントを持ってくるのでしょうか?それが喜ばれるものであることを期待しています。
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-28 23:35 | ゲート前座り込み

憲法と安保

鳩山首相とオバマ大統領を宇宙へ!!
 まささん、率直で鋭い質問を投げかけて頂いてありがとうございます。まささんの質問に僕なりの意見を述べます。

・憲法は9条以外にも問題があるわけなので、9条を残してそれ以外を改善するならば問題ないのですか?

 ―僕は憲法9条を訴えながらも、憲法のことについてちゃんと勉強してこなかったことが情けないのですが、僕の知る限りでは、確かに憲法には天皇制の問題などがあります。

  なので、それらの条項を変えることで、人々の生活・生命がより保障されるようになるならば、9条以外の条項を変更することに異議はありません。

  しかし、来月10日に施行される国民投票法を制定した一連の動きは、かつての安倍政権の下、憲法を変えることで自衛隊を「軍隊」とし、戦争に積極的に参加しようとする中で起こりました。

 今の民主党の中にも、自民党と同じような改憲論者がたくさんいるので、憲法についてもっと国民レベルで議論していかなければいけないと思います。

 憲法は、国家の暴走を防ぎ、その国に住む全ての人々(在日外国人も!)を守るためにあるのだと僕は考えてます。それが、あの忌まわしい戦争から学んだことではないでしょうか?

・そもそも憲法がアメリカ主導で作られた事を理解した上での憲法改正反対を主張しているのですか?日本自身で自国の憲法を制定する事になぜ反対なのですか?

 ―僕にとって、憲法を誰が作ったかは問題ではありません。問題は、憲法の「中身」です。

  たとえ他所の国の人が作った憲法であっても、その憲法の中身に多くの人が賛同できるなら、それでいいと僕は思います。

  9条を含む日本国憲法は、他の国々から高い評価を受けています。もし憲法を日本人が作ったとしても、それが軍隊や戦争を肯定するものであるならば、世界を失望させることになります。

  「平和」は、人種や国籍を選びません。全ての人が享受できるものです。

・日本が攻撃された時の防衛はどのようにお考えでしょうか?

 ―この質問にはいつも違和感を覚えるのですが、逆に言うと、なんで日本は攻撃を受ける可能性があるのでしょうか?

  攻撃する理由もないところに爆弾は落ちません。攻撃を受ける可能性があるということは、日本はその相手に対し、攻撃される理由を作っていることになります。

  よく北朝鮮や中国が危ないとメディアは騒ぎたてますが、本当にそうでしょうか?北朝鮮や中国の脅威を唱える一方で、日本の自衛隊は年間5兆円も使ってどんどん軍拡しています。北朝鮮より遥かに強い軍事力を持っています。

  また、歴史にも目を向ける必要があります。戦争を含め、かつての日本は中国や朝鮮の人々に何をやってきたのか?

  帝国主義を謳い、アジアを侵略し、多くの人々の財産や生命を奪い、朝鮮の人々に対しては強制連行・労働までさせました。

  その日本が犯した過去の愚行を、今に至るまでちゃんと清算し、償ったのか?そうではないから、今も「靖国神社」に参拝する為政者たちがいるのです。

  それを棚に上げて、拉致問題ばかりを取り上げ、北朝鮮を危険国家扱いするメディアの論調は異常に思えてなりません。

  国家の国防について議論するには、まず相手国のことを知り、その間の歴史についてちゃんと勉強する必要があると思います。

ついでに米軍基地についても質問が。
・沖縄に米軍基地はいらない、と主張されてますが、それは全ての基地がということでしょうか?それとも現状がただ多すぎで一部は残しても構わないという事でしょうか?

 ―理想としては、沖縄にも日本にも世界中のどの国にも米軍基地はいらないし、軍隊なるものは一切あってほしくありません。

  ただ今僕が関わっているのは、あくまでも普天間基地の代替となる新たな基地建設の反対です。全ての基地を撤去するにはまだまだ多くの問題があります。

  たとえ普天間基地を含む嘉手納基地以南の米軍基地が返還されても、沖縄にはなお在日米軍の70%が残るわけです。

  これは多すぎとしかいいようがありません。

  沖縄の新聞にこう書かれていました。

 「教えてほしい。日米安全保障条約のどこに、基地を置く場所は沖縄でなければならないと明記されているのか?」

・もし全ての基地が不要という場合、他県にある米軍基地も不要ということでしょうか?

 ―その通りです。

・もし他県にも米軍基地が不要という場合、日米安保において日本はどういう役割を担うべきでしょうか?それとも安保は不要ということでしょうか?

 ―今年で日米安保改定から50年経ちましたが、日米安保の実態は「日米軍事同盟」です。このあり方自体を問わなければいけません。

 「日本の安全保障」のために日本は米軍に基地を提供していますが、米軍が実際にやっていることは、ベトナム戦争、アフガン・イラク戦争など他国の侵略ばかりです。

  米軍をかばう人達は「抑止力」をしきりに訴えますが、2001年に同時多発テロがあった時、次は米軍基地が狙われるかもという憶測が飛び交い、沖縄を訪れる観光客は激減しました。

  米軍が「抑止力」となっているのなら、沖縄は最も安全な場所であったはずです。なのに、実際はもっとも戦場に近い場所となりました。

  今年『どうするアンポ』というドキュメンタリーができましたが、この中で安保がどういう歴史をたどり、僕達の生活に影響を及ぼしているのかを丁寧に描いています。ぜひ見てみてください。

  『どうするアンポ』ブログ http://anpo50.seesaa.net/

・安保が不要なら国防はどうすべきでしょうか?

 ―『どうするアンポ』の中で言っていましたが、「日米軍事同盟」としての日米安保はやめ、日米友好条約に改めるべきだと思います。そして、日本は「対話外交」にもっと力を入れ、他国との緊張関係を和らげ、自衛隊を縮小させていくべきです。

  そうしない限り、戦争がいつまでも僕達の生活・生命に黒い影を落とし続けます。「正義の戦争」など存在しません。
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-27 00:53 | 戦争/ 軍隊/ 歴史

やったぜ!!県民大会!!!

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 もう皆さんご存知だと思いますが、昨日は沖縄県読谷村で「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会」が開催され、約9万人が結集しました。そして、今朝の県内新聞は沖縄タイムス、琉球新報とも、両面見開きでどーん!!と県民大会の写真を載せていました。
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 僕も昨日はバイトを休んで、辺野古のおじい、おばあ達と一緒に県民大会に参加しました。大会1時間前には読谷村に着きましたが、会場周辺はものすごい混雑していて、駐車するのにかなり時間がかかりました。
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 上の写真を見てもわかるように、会場周辺は車、車、車、バス、バス、バス、人、ヒト、ひとで溢れかえっていました。大会開始前から、昨年11月の県民大会とは比にならないほどの熱気に包まれていました。
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(歌を歌って、「基地反対」をアピール)
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(会場に向かう人々)

大会は午後3時からの開催でしたが、午後1時からは県内のアーティスト達が歌ったり、パフォーマンスをして、会場を盛り上げていました。
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(うるま市の中高生による現代版組踊「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」)

 パフォーマンスの後、翁長雄志那覇市長によるあいさつで大会が始まり、辺野古のおじい、おばあ達はステージの前に座って、スピーチを聞いていました。
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 僕もおじい、おばあ達の横でスピーチを聞いていましたが、ステージ前にはすごい数のマスコミ関係者が来ていて、スピーチしている人をなかなか見ることができませんでした。そして、僕の後ろにはものすごい数の人達が座っていて、みんな各代表者のスピーチに耳を傾けていました。
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 仲井真知事、伊波宜野湾市長をはじめ沖縄県を代表する方々がスピーチしましたが、その中で一番心を打ったのは、やはり我らが名護市長、稲嶺進さんでした。ススムさんが壇上に立つと、辺野古のおじい、おばあも歓声をあげ、参加者の拍手もこの時が一番大きかったように思います。

 「政府は公約を守れ」と他力本願ばかりを訴えた仲井真知事とは打って変わり、ススム市長は「沖縄に基地は造らせない!心を一つにして闘おう!」と主張し、「1月の市長選で勇気ある決断をした名護市民を誇りに思います」と言った時には、会場中が沸き、僕も涙が出そうな程うれしかったです。

 1月の名護市長選には僕もススムさんの応援に関わり、接戦を勝っただけに、稲嶺市長が県民大会のステージに立ち、自らの言葉で「基地反対」を訴えた瞬間に立ち会えただけで、本当に胸が熱くなりました。辺野古のおじい、おばあをはじめ、多くの参加者がそうだったはずです。

 過去13年間にわたり、基地賛成派の市長が名護市を牛耳ってきただけに、この県民大会に名護市長が参加したということは、沖縄の反基地運動の歴史においてものすごい出来事なのです。まさに歴史は大きく動いています!
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(歴史を変えたススム市長!!)
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(代表者のスピーチに耳を傾ける参加者)

 大会途中、会場周辺はどうなっているのか思い、見に行ってみましたが、あと30分ほどで終わるというのに、まだまだ続々と会場に入っていく人達がいて、会場の外も人で溢れていました。
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(会場外も人でいっぱい!)
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(9万人が集まった県民大会)

 そして、最後はガンバロー三唱で、みんなが拳を天に突き上げ、沖縄の怒りを日米両政府に訴えました。
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 これで県民大会も無事成功に終わったと皆で喜んでいたら、そこになんとススム市長が駆けつけれくれ、みんな大喜び!辺野古のおじい、おばあに声をかけるススム市長は、やはり「市民目線」の市長です!「この人を選んで本当に良かった」と思いました。
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(辺野古のおじいの手をとり記念撮影)

 そんなこんなで大成功に終わった県民大会ですが、予定していた10万人には惜しくも届きませんでした。しかし、会場の熱気を肌で感じれば、9万も10万も大した問題ではありません。大会が始まってからも多くの人が駆けつけていたし、会場に行けなかった人も黄色い物を身にまといながら、「基地反対」を訴えていました。つまり、昨日は沖縄中が県民大会だったのです!

 また、沖縄県外の場所でも沖縄に連帯する集会が開かれ、アメリカでも開催されました。さらに、県民大会には海外メディアも多く取材に来ていました。

 この普天間基地問題を含む米軍基地問題は、「日本」だけの問題ではなく、「世界」の問題なのです。普天間問題の結末は、日本とアメリカだけでなく、世界に影響を及ぼすことになります。

 今日の国内ニュースは、県民大会のことで持ち切りですが、本土メディアの論調にはどうしても疑念を抱いてしまいます。本土メディアの多くは、この普天間問題を「鳩山下ろし」の材料に使っているように思えてなりません。

 基地を提供しているのは日本であるにしても、「抑止力」の名の下で基地を思うがままに使って、世界各地に侵攻を続けるアメリカに、批判の矛先を向けようとしません。普天間問題の全ての責任を鳩山政権に押し付けようとする国内メディアは、明らかにジャーナリズムとしての機能を果たしていないし、むしろメディアも政府と同じようにアメリカを恐れているように思えてなりません。

 そんな政府とメディアを正す動きをもっと日本全体で盛り上げていかなければならないように思います。

 前回の11月の県民大会でも思ったことですが、為政者の声に耳を傾け、賛同の声を上げたり、時には野次を飛ばしたりする沖縄県民の政治姿勢には、本土の人々のそれとは違った印象を持ちます。特に沖縄の集会には警察はあまり手を出しませんが、本土の集会では警察とぶつかる光景をよく見ます。僕は本土ではそう言った集会に出たことがないのでわからないですが、何かが違うのでしょう。

 「非暴力」によって警察を黙らせ、政府を動かす。そんな沖縄の政治姿勢を本土の側も見習う必要があるように思います。
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-26 14:00 | 普天間問題

いよいよ県民大会!!

 来月で沖縄に来てからようやく1年が経ちますが、この頃よく思うことは、「仕事をしながら基地の反対活動に関わることは大変なことだ」ということ。

 沖縄に来てから辺野古や高江の座り込み活動に参加し、基地を推進しようとする沖縄防衛局の人達と対峙してつくづく感じさせられたことは、「防衛局やそれに雇われた人々は基地建設を推進することでお金が得られるのに、自分達の命や生活を守ろうと必死に反対する人々は、活動しながらお金を稼ぐことはできない」。

 僕も昼は座り込み、夜はバイトという形で1年近く生活してきましたが、その中でこの現実にとてもやるせなさを感じます。だって、国は命を脅かそうとする組織を手厚く保障し、命を守ろうとする人達には「邪魔者だ」とか言って手を差し伸べないのだから。

 「国は、人の命を守るために存在しているわけじゃない」という現実を沖縄でまざまざと見せつけられました。「国は、『国の利益』を守るために存在しているのだ」と。

 もう一つ痛感したことは、沖縄の暮らしは大変だ、ということ。

 以前、『基地と経済』というテーマで、沖縄の基地と経済がいかにリンクしているかを書いたことがありますが、沖縄の最低賃金は時給629円と全国最低のレベル。失業率も全国最悪。

 僕も沖縄に来て仕事を探しにハローワークに行った時、賃金のあまりの安さに驚きました。しかも、ハローワークはいつも仕事を探す人々で溢れかえっています。

 県外の人達はよく「賃金が安いんだから、物価も安いんじゃないの?」と言いますが、僕が沖縄で安いと思ったのは、弁当と生肉ぐらい。逆に、沖縄は農地が少ない分、野菜は県外産に頼らざるを得ずとても高い(その農地を奪っているのが広大な米軍基地なんだけど・・・)。

 僕が働いているバイト先の学生に、本土の時給がいくらか教えたら、「そんなに高いの!?」ってビックリしてました。実際、僕の今のバイト先の時給は、僕の高校時代のバイト先の時給より安いです。

 それが今の沖縄の経済状況なので、一緒に働いていた学生バイトも数人が卒業後、派遣労働で本土に出稼ぎに行きました。ちなみに、沖縄は明治政府の琉球処分以降、中南米を中心に多くの人が出稼ぎに行った歴史があります。

 そうした沖縄の苦しい経済状況に日本の政府はうまく付け込んで、「基地を受け入れたらたくさんお金がもらえるし、経済が潤うよ」とアメを目の前にかざし、米軍基地という迷惑施設を建設しようとしているのです。

 沖縄の人たちだって「命どぅ宝(命こそ宝)」という言葉があるように、悲惨な沖縄戦で命の大切さを身を持って知りましたが、ギリギリの生活を送るより、一度は本土の人々と同じレベルの暮らしを送ってみたいと思ってます。そうなるだろうと思って、かつて米軍占領下の沖縄の人々は「祖国復帰」を求め闘ったのです。なのに、米軍基地は今も残っているし、経済もあまり良くならない。

 「自分の命・生活を守るか」それとも「生活レベルの向上・経済の活性化をとるか」

 そんな厳しい選択を沖縄、特に名護市の人々はこの14年間ずっと迫られてきたわけです。その選択を迫ってきた日本政府により、名護の人々の人間関係・信頼関係はメチャクチャにされてきました。

 でも、今年の1月の名護市長選で歴史は変わりました。「基地を受け入れても、生活は良くならないし、経済も活性化しない」ということを名護市の人々は思い知ったのです。

 「基地のない沖縄で、豊かな暮らしを」

 それが沖縄の願いなのだと僕は思っています。しかし、政権交代した今の日本政府はかつての政府と同じように、その願いを潰そうとしています。

 だから、アメリカにばっかり目を向けている日本政府に、今週の県民大会で沖縄の民意をガン!!と見せつけなければいけません。

 今回の県民大会では、当日参加できない人も反対の意思を示せるように、黄色の服や帽子等を付けて沖縄全体で民意を発信しようということになりました。なので、沖縄県外の人々も25日は一緒に連帯して、黄色の服などを付けてもらえればいいなと思います。

 大会前後には、東京や大阪の他全国各地で沖縄に連帯した集会が開催されるようなので、近くに住んでいる方はぜひ参加してください!場所・日程などは「ちゅら海を守れ!」のブログに書かれています。 

 ※ちゅら海を守れ! URL: http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/

 DAYS JAPANの編集長の広河隆一さんは、今年のDAYS3月号の普天間基地特集の中で、「沖縄の基地問題は、『沖縄』だけの問題ではなく『日本』の問題だ」と言っていました。

 多くの人が米軍基地問題を「自分の問題」と認識し、日米両政府に声を上げていけば、よりよい打開策はきっと見えてくるはずです。

 今週の日曜日、歴史をまた変えましょう!!!

※参考記事をいくつか

 『[基地過重負担]軽減は日米の共同責任』(沖縄タイムス社説 4/21)

 『見えぬ真意 県民困惑 県民大会』(沖縄タイムス 4/22)

 『テニアン誘致を決議 北マリアナ上院議会』(沖縄タイムス 4/22)

 『子孫に豊かな海残す 亡き友へ勝利を報告したい』(沖縄タイムス 4/21)

 『政権に警告 黄で表現 県民大会』(沖縄タイムス 4/20)

 『鳩山首相、沖縄近隣を模索 政治責任に初言及』(琉球新報 4/22)

 『沖縄から65カイリ以内 米側が日本へ条件』(琉球新報 4/22)

 『政府にイエローカード うちわ、リボンで思い共有』(琉球新報 4/22)

 『県民大会 知事参加で民意示したい』(琉球新報社説 4/22)
 
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-22 14:40 | 普天間問題

鳩山首相とオバマ大統領を宇宙へ!!

 先日の琉球新報のコラムにとても興味深い記事が載っていました。

 ※金口木舌 4/11、琉球新報

 今宇宙に行っている山崎さんの様子がニュースで報道されていますが、宇宙に行くと、「以前と同じ自分ではいられなくなる」のだそうです。

 さらに、この文章の中で最も目を引いたのは、「地上の争いが宇宙から見ると、いかにばかげたことかよく分かる」ということ。山崎さんも同じことを思っているのでしょうか。

 文章の最後でも指摘されていますが、戦争をなくそうと思うのなら、戦争をする国の指導者を宇宙へ連れていくのが一番効果的な方法かもしれません。

 鳩山首相は、先日オバマ大統領と普天間問題について少し話をしたようですが、おそらくほとんど実のない会話だったに違いありません。5月決着を目指していますが、実現可能性はかなり低いように思います。「県内移設」を目論む限り、無理な決着を強行しようとすれば、沖縄の怒りはさらに爆発するでしょう。

 そんな混迷が続くなら、むしろ鳩山首相とオバマ大統領を宇宙へ連れて行って、「地上の争いがいかに馬鹿げた」ことかを実感させる方がいいように思います。そうすれば、普天間基地も「移設」から「閉鎖・撤去」に変わり、さらには「軍縮」から「軍全廃」になるかもしれません。

 軍隊がいらないということになれば、軍人や軍需企業は反発するかもしれませんが、オバマ大統領が素晴らしい演説をすれば、彼らを納得させることもできるはず。

 もし宇宙人なるものが存在するならば、彼らはきっとこう言っているでしょう。「人間は、自分達の住む星を自ら破壊している。何と馬鹿げたやつらだろう」と。

 最近は、宇宙人がやってきて地球が滅びてしまうかも・・・という類の映画がたくさん作られていますが、おそらく宇宙人がやってくる前に、地球は人間の手によって滅びる可能性の方が高いと思います。

 現在の地球には何万発の核爆弾があります。わざわざ宇宙人が攻撃しなくても、人間が核爆弾を自ら打ち込んでしまえばそれで終わりです。

 そんな世の中だからこそ、25日の県民大会で誰かが「みんなで鳩山首相とオバマ大統領を宇宙へ連れて行こう!」と発言してくれる人がいないかと密かに期待しています。それか、「鳩山首相とオバマ大統領を宇宙へ連れて行こう」キャンペーンみたいなのを全国的に行ったら、結構面白いはず(こんなこと言っても、結局行動に起こせないのが自分の情けない所)。

 これまで沖縄の反基地運動を見て感じたこと。

 「希望はそこにあるのではなく、自らつくりだすもの」
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-14 13:37 | 普天間問題

軍隊と刑務所

 昨日、ツタヤで『ショーシャンクの空に』というDVDを借りて観ました。この映画の内容は、妻と愛人殺しの罪を着せられ、終身刑を言い渡された主人公が、刑務所内で様々な行動を起こし、長い歳月をかけて脱獄するというものです。

 その映画を見て驚いたのは、刑務所の内部が軍隊のそれととてもよく似ていたことでした。この映画はフィクションですが、それにしてもアメリカの新兵訓練所を撮った藤本監督のドキュメンタリー映画『ONE SHOT ONE KILL』とかなりダブって見えました。

 ※2月に僕のブログで『ONE SHOT ONE KILL』について書いてあるので、良かったら読んでみてください。
 http://henoko.exblog.jp/9939275/

 僕は、軍隊と刑務所(警察)というのは本質的にほとんど同じだと考えてます。一つは、どちらも「正義は悪を倒す」という大義名分の下で、暴力を「合法的」に振るうことができる点。もう一つは、どちらも外の世界と高いフェンスや壁によって分断されている点。

 『ショーシャンクの空に』の中で、50年間服役していたおじいさんが仮釈放を言い渡され、外の世界に出ていく場面があります。しかし、人生の大半を刑務所の中で暮らした老人が一般社会に溶け込めるはずもなく、結局追い詰められ自殺してしまいます。

 実際の世の中でも、一度出所した人がまた罪を犯して刑務所に戻るということがよくあります。一度刑務所の生活に慣れてしまうと、社会に戻ることは容易なことではありません。映画の中で、「終身刑は人を廃人にしてしまう」というセリフがあります。

 しかし、これは刑務所だけでなく、軍隊でも起きています。軍隊という絶対服従の中で生活していると、やはり軍隊から出た時に外の世界に馴染むことができない人は大勢いるようです。イラク戦争から帰還した兵士達が自殺したり、身内を殺してしまうという事件もたくさん起きています。

 沖縄でも、米軍犯罪が一向に減らない原因はそこにあります。いくら「綱紀粛正」や「厳重注意」を唱えたところで、本質的なものは何も変わっていないからです。

 僕達の世界からは遠くにあるようで、実は自分達の生活と近い関係にある軍隊や警察や刑務所。「平和で」「明るい」世の中にしたいと思うなら、そんなダークな世界をもっと深く理解する必要があると思います。

 『ショーシャンクの空に』は、刑務所内の暴力を告発するための映画ではありませんが、『ONE SHOT ONE KILL』と併せて見ると、両者の暴力性が鮮明に浮かび上がります。そして今も、その現実は続いているのです。

 映画の中で、主人公のアンディは、希望を失った人達が溢れる刑務所を変えようと、立派な図書館を作ったり、突然音楽を刑務所内で流したりと、様々なことをして囚人たちの心を変えていきます。

 大切なのは、「心を失わないこと。希望を捨てないこと」。

 日米両政府は普天間基地の「県内移設」にこだわっていますが、希望を持ち、心を持って抗議していけば、きっと新たな道は開けるはず。

 
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-13 13:51 | 戦争/ 軍隊/ 歴史

興南高校優勝!変わらぬ米軍、民主党・・・

 すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。

 今年の沖縄の春は、センバツ高校野球での興南高校の優勝で大いに盛り上がりました。僕の職場でも携帯で試合を見ながら応援し、興南高校が勝ち進むたびに喜びに沸いていました。

 それまでは普天間基地の「県内移設」の暗いニュースばかりだったので、この時ばかりはそんなことは忘れ、沖縄は興南フィーバー一色でした。

 しかし、それも終わると再び暗いニュースが姿を現し、「んん~なんだかなぁ~」という気持ちにさせられてしまいます。

 今月25日には普天間基地の県内移設に反対する県民大会が開催される予定で、10万人規模の大会を目指しているようです。昨年11月の県民大会が約2万人だったので、今度の大会はとても大きなものになります。

 日本政府はキャンプ・シュワブ陸上、勝連沖埋め立て、そして徳之島を移設候補地として挙げていますが、結局どこも「大和」からは遠く離れた場所ばかりです。米軍基地という迷惑施設を沖縄や奄美に押しつけようとする政府の姿勢からは、明治の琉球処分、果ては薩摩の琉球侵略以降、変わることのない差別意識が潜在していることを、目取真俊さんが鋭く指摘しているので、ぜひ読んでみてください。

 ※『北緯三十度線』(海鳴りの島から)

 さらに、おととい辺野古では、米軍ヘリが兵士を吊り下げながら宅地上空を旋回するという、とんでもない訓練が行われました。幾多の事件事故を起こしながらも、米軍の態度は何も変わりません。また、米軍をかばう日本政府の態度もなかなか変わりません。

 『米軍ヘリ、兵士宙づり旋回』(沖縄タイムス 4/8)

 『米軍幹部こっそり叙勲』(沖縄タイムス 4/8)

 『県議会抗議に不快感 名護のひき逃げ事件で米軍』(琉球新報 4/8)

 『不発弾 民家に5カ月放置』(沖縄タイムス 4/9)

 興南高校の粘り強い闘いを見習って、「県内移設」決着にならないよう、粘り強く抗議していくしかありません。
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by kohtaboy_gabihan | 2010-04-09 12:24 | 普天間問題