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昨日、高江ヘリパッド問題に関し、「通行妨害」だとして地元住民2人に下された仮処分の是非を問う本裁判が那覇地裁で始まりました。平日にも関わらず、多くの人が「被告」とされた2人を励ましに来ました。
『高江ヘリパッド建設問題 「通行妨害」めぐり争う』(琉球朝日放送 3/19 動画) 『住民 請求棄却求める 高江訴訟口頭弁論』(琉球新報 3/20) 『住民側、棄却求める 高江ヘリパッド通行妨害訴訟』(沖縄タイムス 3/20) この裁判はこれまでに前例のない、国家による「住民不当弾圧」裁判です。この裁判の勝ち負けは、単なる「勝ち」「負け」で済むような話ではなく、もし国が勝ってしまえば、これを判例として日本各地で行われている、または行われるだろう社会運動・市民運動は国によって潰されてしまうでしょう。 つまり、「国に逆らう者は司法によって裁かれる」ということがまかり通ってしまうのです。過去の恐ろしい独裁政治が蘇ってしまうかもしれません。今回の裁判は、それほど異常で危険な裁判なのです。 傍聴席は30席しかなく、辺野古のアセス訴訟と同じように抽選になりましたが、今回も運よく傍聴席に入ることができました。 法廷に入ってすぐに誰もが違和感と憤りを感じました。原告席に防衛局員が座り、被告席に住民が座っている。いつもは逆なのに・・・・・ 「命を大事にする」言った鳩山政権が、「命を殺す」基地を支持し、「命を守ろう」とする市民を訴えるという矛盾。絶対におかしい。 10時半に裁判が始まりましたが、原告の防衛局側は提出資料を十分に揃えてきておらず、いきなり中断。国民の税金で給料をもらっているのに、そんないい加減な仕事しかしないなんて・・・むしろ、そんな仕事はいなくていいのに、やれやれ・・・、と思ってしまいます。 その後、「被告」とされた安次嶺現達さんと伊佐真次さんの意見陳述があり、池宮城弁護団長も原告席に座っている国の職員に強い憤りをぶつけました。 原告の沖縄防衛局からも今回の訴訟に対する主張があり、最後に次回の裁判は5月26日に行うことを決め、30分足らずで一回目の口頭弁論は終わりました。 裁判後は那覇地裁前の広場で集会を開き、第一回目の裁判を終えた安次嶺さんと伊佐さんのあいさつと、各団体の代表者からの励ましのスピーチがありました。 左が安次嶺現達さん、右が伊佐真次さん。 池宮城紀夫弁護団長。 多くの人が応援に駆け付けました。 そして、パクポーさんと彼のアメリカの友人2人によるミニライブを楽しみました。 最後は、いつもおなじみの「団結ガンバロー!!」で締めました。 集会のスピーチをした人の一人が、「今回の裁判は安次嶺さんと伊佐さんが沖縄県民を代表して訴えられているんだ」と言っていましたが、僕も全くその通りだと思いました。 今回の裁判は、東京の中央政府が沖縄県民全員を相手にしたもので、沖縄に基地を力ずくで固定化させようとする姿勢の表れです。だから、この裁判は絶対に負けられないし、負けてはいけない!! さて、同じころ国会議事堂の法務委員会では、共産党の仁比聡平議員が千葉大臣に対し、高江の問題について質問していました。 今回の裁判の妥当性について、千葉大臣が「法的観点から見て問題ない」と答え、絶句する仁比議員。僕も驚き、あきれ、その後に強い怒りがこみ上げてきました。 ※下のタイトルをクリックして、高江のブログにいけば見れます。 『そのころ国会では・・・』(やんばる東村 高江の現状) 国の閣僚や役人を見ていていつも感じるのは、「この人達は人間じゃないんじゃないか?」ということ。 金や権力や名誉といったものに、魂を奪われ、想像力を失い、「人間」を放棄していく・・・。じゃ、この人達とどう関わっていけばいいのか? 僕が思うのは、一般の市民が心を失った政府の人達を「人間」に戻していくしかないんじゃないかという、何とも漠然とした、抽象的な答え。庶民が政府を正していかなければ、民主主義はどんどん遠ざかっていくように思えます。政府のやることがいつも正しいとは限りません。 そして今日も、米軍ヘリや戦闘機が沖縄の空を切り裂き、銃弾が沖縄の自然を壊していく・・・
by kohtaboy_gabihan
| 2010-03-20 14:09
| 高江(たかえ)
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