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海と山を結blog☆


山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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シュワブゲート前座り込み 5/7

シュワブゲート前座り込み 5/7_a0131573_149465.jpg

 5月に入って初めてのシュワブゲート前座り込みは、梅雨入りしたということで、雨の中での座り込みになりました。

 3日前には鳩山首相が沖縄に来て、わざわざ「県内移設」を表明したこともあり、この日の座り込みは裏切られたことに対する失望と怒りに満ちていました。梅雨に入ったとはいうけれど、爆音に悩まされる沖縄の空も鳩山さんのふがいなさにがっくりし、大粒の涙を流していたのでしょう(名護地区には大雨警報まで出たのだから・・・)。
シュワブゲート前座り込み 5/7_a0131573_14181386.jpg


 辺野古のおじい、おばあもどしゃぶりの雨の中ずっと座り込んでいました。鳩山首相の発言に一番傷ついたのは、辺野古のおじい、おばあたちでしょう。14年間の苦しみ(いや、戦争や米軍占領も入れたらもっと長い年月)に耐え、ようやく「県外移設」が実現されると望んでいたのに、首相の口から飛び出した言葉は、何とも残酷なものでした。

 一体いつまで、おじい、おばあ達にこんな大変な思いをさせるのか?人の命に向き合おうとしない政府の態度に本当に腹が立ちます。おじい、おばあ達が生きている間にこの問題を終わらせたい。でなければ、無念の思いを残したままこの世を去っていくことになってしまう。この問題に振り回されて人生を終えてしまった人が、もう辺野古には何にもいるのです。

 しかしながら、普天間移設を前提にした基地内工事は休むことなくずっと行われています。
シュワブゲート前座り込み 5/7_a0131573_14282188.jpg


 政権交代した後も、辺野古の環境調査や基地内工事がずっと進められてきたのは、やっぱり辺野古に舞い戻らせるためだったのか、とつくづく思ってしまいます。政権が代わっても、14年間も辺野古移設にこだわり続けた官僚はやはり変わらなかった。あらゆる知恵を絞って、辺野古に舞い戻らせることに執着していたのでしょう。やはり、これが日本の政治なんでしょうか??

 でも、そんな政治は長くは続かないでしょう。前にも書きましたが、普天間問題は「基地」だけが問題ではなく、この国の「政治」が問題だからです。

 首相は自らの公約を簡単に投げ捨て、「県内移設」を公言しました。鳩山政権の迷走ぶりは、自民党政権以来変わることのない、官僚支配・米国追従をより一層鮮明にし、国民をいとも簡単に裏切りました。

 しかし、そんな裏切りに対し、沖縄の人々は「NO!!」の声をはっきりと突き返し、それに賛同する声が日本全国から、さらにはアメリカ内部からも出始めています。これらの声が求めているのは、普天間基地の県外・国外移設だけでなく、官僚支配・アメリカ追従からの「チェンジ」(何とも懐かしい言葉)もです。というより、そこがチェンジしなければ、普天間問題の解決の糸口が見えてきません。

 今後も鳩山政権が官僚とアメリカの言うことにばかり耳を向けているのなら、事態はどんどん混乱していきます。今市民は、鳩山政権の耳をつかんで、こっちの声を聞くようにと、大声で叫んでいます。

 日本の政治が本当に「民主主義」に向かおうとしているのかが、この普天間問題において試されているのだ、と僕は最近考えています。

 民主党の山岡議員が、「普天間問題は沖縄県外の国民にとっては雲の上の話だ」というような発言をしたそうです。彼は沖縄県民を「国民」と思っていないようです。こんな発言が、「国民の生活が第一」などと言っている政党から出てきてしまうほど、民主党は腐敗しています。彼は、日本の政治は「民主主義」ではなく、「民主党主義」だと勘違いしているのでしょう。

 そのうち、雲の上から米軍機が落ちてくるはずです。
シュワブゲート前座り込み 5/7_a0131573_14593634.jpg

(座り込み前を走りぬける米軍車両)
シュワブゲート前座り込み 5/7_a0131573_152517.jpg

(おじい、おばあ以外は雨の中で立ち込み)

by kohtaboy_gabihan | 2010-05-09 15:02 | ゲート前座り込み
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