人気ブログランキング | 話題のタグを見る

海と山を結blog☆


山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
リンク
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

不穏な動き

 昨日午前11時頃、米軍関係の車がN4の仮設ゲートを通り抜けると、N4ゲートの鍵を開け、中に入っていきました。特に何かすることもなく、誰かを待っている様子だったので、しばらくテントに戻っていたら、いつの間にかヘリパッドの中に車が3台ほど停まっていて、防衛局の職員と思われる、背広や作業服を着た人達が7,8人集まっていました。
不穏な動き_a0131573_22562020.jpg


 こちら側が中の様子を窺っていると、迷彩服を着た米軍兵士の車がゲート前まで来ていて、中にいた人が開けると、そのまま中に入って行きました。
不穏な動き_a0131573_22541248.jpg


 米軍はN4ゲートを堂々と通り抜けていくのに、日本の防衛局はメインゲートから入り、基地内の道を通ってヘリパッドに行くという現実。現在の「日米関係」の本当の姿を、目の前で見せつけられたようでした。

 その後ヘリパッド内で、防衛局員らしき作業服を着た人が他の人達に何やら説明をしているようでした。
不穏な動き_a0131573_234188.jpg
不穏な動き_a0131573_235077.jpg

不穏な動き_a0131573_23195472.jpg


 こちら側が中にいる日本人職員に「生物調査ですか?」と聞いても一切無視。米軍職員のおじさんに聞いても、「アイドンノー(I don't know)」と答えるのみ。「沖縄県民の負担軽減」のためのヘリパッド建設なのに、市民には何も教えずにこそこそやろうとする姿勢。現場で働く職員のそんな態度を見て、どうやって政府の言うことを信じることができるでしょうか?

 結局、何をやっていたのか知ることができませんでしたが、おそらく生物調査かヘリパッド建設についての説明だったと思われます。来月9月1日には、高江ヘリパッド建設をめぐる通行妨害に関する裁判の現地進行協議があり、裁判官が現地視察にやってくるので、それを意識してのことかもしれません。

 防衛局と米軍の秘密の協議は1時間ほどで終わり、出る時は入った時と同じように、米軍車両はN4ゲート、防衛局車両は森の中に消え、メインゲートから出て行きました。堂々と振る舞う米軍兵士と、自国民に怯える日本政府の職員。日本政府は一体いつになったら、自国民の声を米国に伝えることができるようになるのでしょうか??

 そんな秘密協議の後、テントに戻って座り込みを続けていると、米軍の小型・大型車両が一連なりになって約10台通り過ぎていきました。荷台には兵士や荷物が入っていたので、「また訓練が始まるのかぁ・・・」と思っていると、今日は昼ごろからずっとCH46ヘリ3機が高江区上空を縦横無尽に飛び回っていました(日が落ちてからも飛んでいました)。

不穏な動き_a0131573_23383896.jpg
不穏な動き_a0131573_23392772.jpg
不穏な動き_a0131573_23401128.jpg

不穏な動き_a0131573_23442314.jpg
不穏な動き_a0131573_2345933.jpg


 平穏な農村の暮らしの上に、「人殺し」のためのヘリが飛び回り、平穏な農村の暮らしを囲む森の中では、「人殺し」のためのジャングル戦闘訓練が行われている。

 こんな現実はやっぱり異常だし、おかしい。だから、もっと多くの人達にこの現実を考えてほしい。

by kohtaboy_gabihan | 2010-08-18 23:49 | 高江座り込み
<< 白熱!?名護市議選 未だ訪れない、沖縄の「戦後」 >>