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それらに加えて、辺野古近海は、「ジュゴンの海」としても知られています。辺野古の海には、ジュゴンのエサとなる海草藻場が広がっており、それを食べにやってくるのです。
沖縄本島北部の東海岸は、ジュゴンの生息分布の北限の位置にあり、辺野古周辺の海域は、絶滅の危機にあるジュゴンの棲む海なのです。 そうした状況の中、1997年1月27日、辺野古の人達によって、「命を守る会」が結成されました。その日から、辺野古の海に基地を造らせないための、おじいやおばあたちの座り込みが開始され、8年もの間毎日続きました。 座り込みをしていた93歳のおばあは、「この海の恵みで子供たちを育ててきました。宝の海を子孫に手渡すことが私たちの努めです」と語りました。 そして、1997年12月21日、辺野古が属する名護市の人々に新基地建設の是非を問うための名護市民投票が行われました。日本政府から市民に対して、「基地賛成」への誘導工作があったにもかかわらず、基地建設に対して市民の過半数(52%)が「反対」の意思を示しました。 しかしながら、名護市長は市民の意思を無視して、独断で基地建設を認めてしまったのです。 この市民投票を推し進めた「名護市民投票推進協議会」は、「ヘリ基地建設反対協議会」になり、「命を守る会」と共に辺野古の闘いの中心となりました。 「命を守る会」の座り込み開始から6年半が過ぎた2003年4月に、日本政府は基地建設の事前調査を強行しました。その事前調査を止められなかったことを教訓にして、今後行われるであろう基地建設のボーリング工事(地盤や地質を調査するために地面に穴をあける工事)を止めるために、2003年7月から辺野古の浜で土曜集会を始め、話し合いや浜清掃、カヌー練習などを行いました。 翌年、2004年4月19日未明、那覇防衛施設局は辺野古漁港に作業ヤードを造ろうとしましたが、集まった人たちで押し返しました。 この日から基地建設を止めるための、完全非暴力による座り込み阻止行動が始まったのです。 part 3に続く・・・ テント村から見える辺野古の海
by kohtaboy_gabihan
| 2009-06-30 14:06
| 辺野古新基地建設問題
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