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海と山を結blog☆


山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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デモフライト part 1

 9月10日、辺野古の新基地建設予定地で米軍ヘリのデモフライトが行われました。多くの市民、そしてテレビ局、新聞社が取材に訪れ、普段の辺野古とは違って、テント村は賑やかで、また緊張感がありました。

 当初の予定では、前日の9日に行われるはずでしたが、午前11時の開始直前になり、ヘリ1機に整備不良がわかって、30分近く遅れるということでしたが、結局、1時間後、2時間後となり、最終的には翌日に延期となりました。

 延期の知らせを聞き、みんな「やっぱりなぁ」と口にしていました。9日に実施することは前もって決めていたはずなのに、ヘリのメンテナンスを怠り、直前になって「やっぱり明日にする」と言い出したのです。沖縄の人は、米軍が約束を守らないこと、そして住民を守らないことは、今までの歴史の中で骨身に沁みるほどわかっています。

 もちろん、デモフライトと言っても、きれいな辺野古の海の上を米軍ヘリが飛ばないほうがうれしいですし、メンテナンスを怠ったヘリが、新基地が出来て、日夜飛ぶと思うと、ぞっとします。

 しかも、今回のデモフライトは、地元の要望を受けて実施するだけであって、騒音の結果は環境影響評価には反映させないと、あらかじめ沖縄防衛局は明言していました。それでは、一体何のためのデモフライトかよくわかりません。

 さらに、今回は建設予定のV字滑走路を想定して、旋回飛行とホバリング(空中停止)を行うということでしたが、実際の訓練では、決まった飛行経路など飛ばないことは、普天間基地の訓練飛行で明らかです。今回は海側だけでしか飛びませんでしたが、実際には住宅地上空を飛ぶことになります。

 また、沖縄各地にある米軍基地間の移動も当然ながら想定されるはずで、住民からも米軍施設間のデモフライトも実施するように要請していましたが、結局実現されませんでした。

 というわけで、今回のデモフライトは欺瞞に満ちており、実際の飛行訓練をやってしまうと、あまりの騒音のひどさに住民からより一層の反発が出て、基地建設がさらに頓挫してしまう可能性があるので、極力騒音の少ない飛び方をして、基地建設を進めていこうという意図が丸見えでした。

 今回のデモフライトは、「デマフライト」だという指摘がマスコミからもあった程です。
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 デモフライトの前に、テント村の前で抗議集会を行いました。
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 普天間基地爆音訴訟原告団団長の島田善次牧師が、米軍ヘリはどこからでも飛んでくるということを、自らの体験談を通して力説しました。島田さんの娘さんは、騒音によりひきつけを起こし、母乳を飲むことができなくなったそうです。
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 辺野古のおじいが、「基地はいらない」という思いを、熱く語ってくれました。
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 本当の騒音は、もっとひどい!!
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 10日も同じように、抗議集会を開きました。
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 沖縄防衛局は15ヵ所に騒音測定機材を設置し、調査していました。見えにくいですが、テントの左側に置いてある機材が騒音測定機です。
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 テント村の裏の道路には、いつになく多くの車が止まっていました。
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 辺野古漁港内にも車がズラリ。

by kohtaboy_gabihan | 2009-09-12 12:37 | 米軍基地/ 訓練
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