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海と山を結blog☆


山は海に流れ流れて、海は山に降りそそぐ。全てのいのちはめぐりめぐる。
by kohtaboy_gabihan
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満月まつり

 先日18日に、大浦湾側にある瀬嵩(せだけ)の浜で、満月まつりが開催されました。
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 本当は、10月4日の満月の日に開催される予定でしたが、台風の影響で18日に延期されました。

 この日は新月ということで、「満月まつり」ならぬ「新月まつり」となりました。

 僕は午前の会場作りから参加して、ステージやテントの設営を手伝いました。この日はそれほど暑くなく、とても心地よい気候でした。

 「浜でお祭りをやるなんて、沖縄らしいな」と思いながら、ステージを建てたり、テントを張ったりしました。
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 イベントは午後4時30分から始まり、まず最初に、辺野古の基地反対運動をたたかっているおじいのリードで御願が行われ、その後コンサートが始まりました。

 今回のイベントには、県内外で活躍するウチナー(沖縄)のアーティストが参加しました。琉球民謡歌手の金城繁さんや、フォークシンガーのまよなかしんやさん、高江のロックバンド・スワロッカーズ、名護市民と高江住民によるフラダンスチーム・フラムーンズなどによる、素敵なコンサート、パフォーマンスがあり、会場はとても盛り上がりました。

 また、演奏の合間に、辺野古や高江、泡瀬干潟関連のグッズがもらえる抽選会やミニシアターもあったりして、会場に来た人は皆楽しんでいました。
 
 さらに、泡瀬干潟を守る会や高江のヘリパッドいらない住民の会による、それぞれの地域の問題を紹介するブースがあったり、瀬嵩のおばあ手作りの沖縄料理や、手作りカレー、焼き鳥なども売ったりしていました。満月まつり_a0131573_12163183.jpg
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 そして、今回の満月まつりの一番の注目は、地元瀬嵩の青年会によるエイサーでした。

 これまで10回の満月まつりが行われてきましたが、地元からは「反基地のためのイベント」という風に捉えられ、敬遠されている感があったそうです。

 しかし、このイベントは、ただ単に「反基地」を叫ぶようなイベントではなく、「基地がなくても、生活できるんだ」という意識を高め、まちおこしの起点となれるように始められたのです。

 そしてついに、11回目(11年目)にして、地元瀬嵩区の青年会が参加することになったのです。

 瀬嵩青年会のエイサーが最後のトリを務めることになりましたが、エイサーが始まったとたん、会場は大盛り上がりとなり、最後には「唐船(とうしん)ドーイ」を、観客も参加して、みんなでカチャーシーを踊りました。イベントの最後にふさわしい、とても素晴らしいエイサーでした。
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 最後に、瀬嵩に住み、反基地運動をたたかい、満月まつりを引っ張ってきた渡具知(とぐち)さんと東恩納(ひがしおんな)さんが、終わりの挨拶をしました。

 渡具知さんも、東恩納さんも、地元青年会のエイサーにとても感動していました。「もし広大な基地が造られ、自分達の生活を支えている海が破壊されてしまったら、我々は一体どこへ行けばいいのか」と、渡具知さんが言った言葉が胸に深く刺さりました。「日米安保というのは、少数の人の犠牲によって成り立っているのだ」ということを、肌で感じました。

 東恩納さんも、「この満月まつりを契機に、地元のまちおこしをもっと盛り上げていきたい」と、熱く語りました。この言葉に、地元の青年会のメンバーからも、「今までは地元以外の人に満月まつりを引っ張ってもらいましたが、今度は自分達がこの祭りを引っ張っていきます」という力強い返事があり、観客からも期待のエールが贈られました。

 今回初めて満月まつりに参加しましたが、手作り感あふれる、とても楽しいイベントでした。この祭りをきっかけに、基地に頼らないまちおこしが成功するといいな、と思います。

 イベント終了後、最後の片付けまで手伝って家に帰りましたが、重い機材などをたくさん運んだせいか、翌日、両腕が筋肉痛でした(笑)

by kohtaboy_gabihan | 2009-10-24 13:44 | 辺野古(へのこ)
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